バラードの曲を「倍テン」でノル?!
生徒さんから『バラードの時に途中からテンポが速くなったり弾んだりするのはどうなってるのですか?』と言う質問があり、文章および実際の演奏で納得頂いた経緯があり、本投稿と動画作成に至りました。今回バラードの名曲「ポルカドッツ&ムーンビームス」と「ミスティ」を題材に解説します(言葉で説明するのは中々難しいですが)。ジャズのバラードは通常テンポ60~70位ですが、例えば♩=60で数える際、“1と2と3と4と”と数えるとします。 その時ベースは通常2分音符とサビで4分音符を刻み、アドリブ時にも4分音符で刻みます。それをアドリブソロに入った「ある時点」で(動画ではメロのみ)、「あるきっかけ」を持って、倍のテンポで(通称『倍テン』、譜面には『Double feel』などと書かれる場合もある)感じてプレイする場合があります。具体的にはまずベースが上記“1と2と~”を“1,2,3,4,5,6,7,8”と弾き(8分音符を弾きテンポが倍の120になったように感じさせる。1小節の長さをを2小節分と見なす)、それに合わせてドラムがそれまでの“チーン、チキ、チーン”と打ってたシンバルを“チンチキ、チンチキ~”と倍で打ち、またそれに合わせてソロ奏者も8分音符を16分音符(テンポ120からみると8分音符)で弾く(吹く)、と言った具合になり、テンポ自体は変わりませんが倍テンで乗ると跳ねた様に感じます。「あるきっかけ」はソロイストであったりベースやドラムが仕掛けたりもしますが、サビに入った時などに倍テンにする場合もよくあります。 サビが終わったら元に戻ったり、ソロイストが変わる時に元に戻したりします。ただ倍テンにしたり戻したりはあくまで自然の流れを感じさせることが大事(醍醐味)で各自のセンスが問われます(予め決めるとあまり面白味がありません)。 ただソロイストが倍テンでプレイしてるつもりでも回り(特にベースとドラム)が反応してくれない事も多々ありますので、ある意味とても勉強になります(^^)。