茶道の世界では「親切」ではなく「深切」という文字を使うことが多いと聞き、
『なっとく!』と思いました。
「しんせつ」や「優しさ」って、簡単な事ではなく、深く切にその人の事を思えば
「冷たさ」を感じさせることがあるかもしれない。
「教える」と言う事も深いものがある。
樂家では代々、父から何か直接教えられることは殆どないそうです。
釉薬についても全く教えてもらえず、自分で工夫するそうです。
樂家という歴史があるので教えてもらえないプレッシャーは相当なものだと思うけれども、
その苦しさと緊張がある点を超えた時に、本物になる目を養うのだと思う。
工夫をするから、進化していく。
厳しくって、優しい。
自分に置き換えたらどうだろう? 甘えずに何かを作り上げていくことは
難しいけど、何か一つのことでもいいからそんな風に深い思いを自分にむけるのも
いいかもしれない。