話はしばらく戻って、体外受精の日。妻は採卵の痛みへの不安から青白い顔をして、何とか励ましながら、朝一番に病院に向かう。妻が待機する中、自分はメンズルームに行き、液体を準備する。メンズルームにもDVDが用意されているが、表紙の女性を見るだけで気持ちは萎える。使い慣れた動画が一番だ。しばらく溜めただけに、しっかりと液体が放出された。仕事のある自分は、達成感と共に職場に向かう。あとは、妻の採卵が順調に進むことを祈るばかり。そんな期待は、衝撃的な精液検査の結果で打ち砕かれた。なんと無精子症。男性不妊を告げられた。