新興市場は売りもまばらで、するすると戻り相場を歩んでいる。簡単に13週移動平
均線も突破。グロース250指数は、累積出来高がそれなりにある650ポイント近
辺にチャレンジする展開となってきた。
暴落時に強制的に買い残の解消が進んでいるためか、特段、上値の重さを感じる展開
には至っていない。主力株ではカバー <5253> に停滞感があるものの、GENDA
<9166> やトライアルホールディングス <141A> などは軽快な値動きとなっている。
今週からは上値追いとなっているタイミー <215A> も指数に組み入れられる。
基本は上値追いが継続するとみるが、売り需要が後退している一方、買い意欲も大き
く改善しておらず、外部環境の影響を受ける可能性がある。決算発表を控える米エヌ
ビディアの動きがリスクとなる可能性があり、AI(人工知能)の動きには注意が必
要だ。 (ウエルスアドバイザー)