昨日の3連休の真ん中。

 中学の頃の同級生と久しぶりに登山をしてきました。今までだと、早稲田大学の体育会ワンダーフォーゲル部に籍をおいていた友人をたよりに『お客様モード』で、「山頂はどこ?」「あとどのくらい?」などと愚問を口にしながらの登山でした。
 しかし、昨日は隊長と我らが崇める友人がスケジュールを空けることができなくなり、まさかの、我らが登山隊の2等兵だけの登山となったのです。

 

 『隊長がいなければ、オレたちは山頂に立つことはできないのか?』

 

 

 この自問に対する答えを出すべく、奥秩父にある山 乾徳山(2031m)へ。
午前4時に起床した小生は、横浜に居住する友人2名を車で迎えにいき、午前8時には、乾徳山の登山口駐車場に到着。
 友人Hが背負ったハイドレーションから水が出てこないと大騒ぎするのをよそ眼に、そそくさと自分の準備。
 「水がでない、水がでない」としつこく騒ぐので、ヤツの背負うハイドレーションのホースおよび飲み口を観察してみると、飲み口の横に捻るロックがかかったまま。
 「アホっ、お前は説明書を見たのか」っと。すでにここでペースが狂った友人Hは、このあとに登山隊の大ブレーキとなるのだった。
 スタイリッシュな登山スタイルの登山者が多い中、我々の姿はペンキ屋か引っ越し屋のアルバイトのおじさん状態。小生もヤレた自衛隊員のようなスタイルで8時40分。登山口を出立。
 天気は快晴。
 そして無風。
 絶好の登山日和というか行楽日和。

 

 

 小生を先頭に意気揚々と登り始めるのだが、樹林帯を登っていくと、友人Hが遅れ始める。
 「なんだか今日はツライ」
 「肩がいたい」
 などなどと愚痴りはじめる。
 顔色を見ても、青空の下で登山をしているオッサンというよりは、ハズレ馬券を握りしめる場外馬券場オッサンのような表情を浮かべ、微塵も楽しそうではない。
 どこかが痛いというのではなく、『とにかくツライ』っと。
 横並びのドシロウトのオッサン3人組なので、手厳しく罵る。
 「根性無し」
 「下を向くな、先を見ろ、笑えっ!」
 どうも、前夜の酒の飲みすぎが原因のようなので、容赦ない罵声を浴びせ、奮起するのを促す。
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 弱音を吐く友人H。

 

 

 もうひとりの友人Sと小生は本日絶好調。

 

 

 いつもだとブツブツいう小生も、今回はルート、時間、コースのポイントなどをすべて把握しているせいか、まるで辛くない。
 マップケースに入れた地図にキッチリとタイムも書き込み、先のコースの状況も頭のなかにシミュレーションとして入っておりました。
 こういうことが、登山全体のペース配分が自然とできあがり、歩行におけるパワーになるのかもしれません。
 尾根道が長く続く、、、なんてことはなくて、ほぼ直登に近いコースでした。
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 樹林帯を過ぎると、突如に草原のような低木地帯があり、さらに登るとガレ場が始まります。
 大きな岩もたくさん。
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 そういえば、先日の長野県北部の地震の発生で今回の登山の中止も検討されましたが、何事もなくてよかったです。震源地からの距離で決行しましたが、中止するのが本当は賢明だったかもしれません。
 岩場地帯を這うように登る箇所もちょっとだけありました。
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 元気な友人S。
 見晴らしのよい岩場で気分爽快。
  
 小生もこの日は、下山時の休憩中に足が1回軽く攣っただけ。
 今までだと、ゲンナリする瞬間が多々あったのですが、昨日は天候のせいか、終始気分爽快でした。
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 こんな岩場越えもあって楽し~い♪

 

 

 そして最後の鎖場。
 垂直にみえる岩を登っていきます。
 腕力だけで登ってます、、、、小生。
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 落ちたら、骨折ぐらいはするかも。
 実際、山頂の足もとの岩には、最近のものと思われる血痕が点々とあり、滑落した人が最近いたことを物語っておりました。
 一緒のタイミングで山頂にいた山ガールに3人揃っての記念撮影をお願いしました。
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 ドシロウト登山隊、無事に登頂。
 
 さらに、日ノ丸と小生。
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 山頂を後にして、少し降りた広い場所で、昼食。
 ここまでで、計画より40分遅れ。さらに昼食でダラダラして、計画より1時間遅れで下山開始。
 途中で下山道を間違え、巻き道のようなところに迷いこんでしまいました。
 安易に、踏み跡らしきものを辿っていったのが原因です。こんな急な崖道はなかったと、協議の結果、『とにかく1度戻ろう』と結論づけたのが正解でした。
 もう少し下って行ったら、さらに迷い込んでいた可能性がありました。
 ひとりで登山した場合は注意が必要だと痛感しました。
 「たぶん、大丈夫」という判断の危険なのですな。

 

 

 下山後に登山道の近隣にある温泉で汗を流し、さて、帰るべっ、、、、
 とカーナビに打ち込んでみると、、、
 「高速道路、、ダ・イ・ジ・ュ・ウ・タ・イ」
 まさかの、温泉を出てから7時間の運転地獄。
 自宅到着が午前1時10分。

 

 

 行動時間22時間の登山となりました。
 でも、なんかひと皮むけた感じ?

 

 

 いろいろ勉強になった登山でした。