もうすぐ小生のそばに、スズキのVストローム1000ABSがやってきます。

 

 『小生のそばに』であって、『小生の手元に』ではありません。
 走行22万kmの1100RSを駆るEさんが、新しい車両を手に入れたのです。Eさんは1100RSとヤマハのテネレ660の2台を所有しており、ロングツーリングやオンロードでは1100RS号、チョイ乗りツーリングや、オフロードを交えたツーリングとなるとテネレと、2台をまさに両刀使いしておりました。どちらに偏ることなく、2台をキッチリ使いこなしておりました。
  
 Vストローム1000については、ヨーロッパで先行発売された時から、日本での発売を楽しみにされていたようで、いつもVストロームの動画なんぞをチェックしては、ああでもない、こうでもないとおっしゃておりました。
 還暦過ぎて、リッターバイクのオフロード車両に興味深々なEさんに、小生はオドロキを隠せなかったのが本音です。テネレは小生もの試乗させていただきましたが、実によくできたバイクでした。オフロードでの走破性能はGSなんかの比ではないでしょう。ダートでひっくり返しても無理のなく持ち上げられる車重と、ストロークの長いフロントサス。強いて足りないものがあるとすれば、660ccゆえの高速走行でのパワー不足くらいのものでしょうか。
 Eさんもテネレには、かなりの愛着を感じていたように見えたので、まさか、Vストロームをすぐには乗り換えないだろうと小生は予想しておりました。実際Vストロームが日本で発売されてすぐは、試乗には出かけたものの、跨った時にインスピレーションが沸かない、、、、、とEさんも言ってましたから。

 

 

 愛車GSひと筋の小生には、Vストロームなんぞ、まったくピンときませんでした。
 1200GSみたいだし、トラクションコントロールなんて必要なのだろうかと。1200GSもそうですが、電子制御部品ってそんなに必要なんだろうかと疑問視しておりました。
 まあ、このあたりは、自分のバイクが旧車ゆえのひがみでもあるのですが、、、。

 

 

 そんなにEさんが気持ちをひかれているVストロームって、どんなバイクなのか?
 近所に販売店にちょうどVストロームが展示してあるということなので、先日の休暇に実車を見てみることにしました。
https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-6d-0c/bmwbikes36/folder/1095819/38/64593938/img_0?1411624152
 想像よりも、ぜんぜんいいじゃないか、Vストローム。
 店員さんが親切にいろいろ説明してくれて、車両の引き回しもOKしてくれたので、グルグルと転がしてみると、軽い。GSなんぞよりは当然軽いです。車体の大きさのわりには実に軽いのです。GSをダート道をバックさせようとすると、相当の力と神経を使いますが、Vストロームであれば楽にいけると思われます。ダートでのとり回しが気軽にいける限界の、ちょうどよい重量ではないでしょうか。
 これなら、小生より年配であるEさんでもダートでバックしてとり回すことは可能でしょう。
 メーター廻りもシンプルで必要十分。
 Eさんから聴いていた『可倒式』のシールドも実に使いやすそうです。
 『質実剛健なメイドインジャパンバイク』そんな印象です。
 クラッチも軽く、細かいパーツの質感も悪くありません。
 エンジンをかけて試乗させてもらったわけではないので、トラクションコントロールを試すことはできませんでしたが、ダート走行の能力はGSよりも1枚上のような気がしました。
 オンロード性能に比率おいたデュアルパーパスなバイク、そんな印象です。
 これは、まさにEさんの求めていた車両なのではないか。
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https://blogs.c.yimg.jp/res/blog-6d-0c/bmwbikes36/folder/1095819/38/64593938/img_2?1411624215
 っと、そんな話をした翌日。
 なんとEさんはあっさり契約したきてしまったそうです。
 まあ、半年以上前から『Vストローム』の話ばかりしてましたから、当然の成り行きかもしれません。
 下取りにだすテネレも良い条件で引き取ってもらえるようでした。
 テネレ660の中古はタマ数が少なく、さらにEさんの所有するカーキカラーは特に人気があるらしく、SHOPが好条件を提示したようでした。
 
 まったく還暦過ぎて、いい夢を見過ぎのEさんです。
 納車になったら、こっそり試乗させてもらおうと思ってますが、しばらくのあいだは「NO」と言われそうです。ダートでのトラクションコントロールの按配をぜひ試してみたいですな。

 

 

 小生は、1150GSと心中するつもりなので、浮気心なんてものは皆無です。