一昨日の愛車GSのメンテナンスをして考えたこと。

 工業製品における小さなパーツの品質管理は、完成品となった商品の品質に大きく影響するのだと。
 小さなネジ1本や緩衝材テープの粘着力、密着させるためのゴム製品の反発力を継続的に維持させる品質などなど、、、家電製品、自動車メーカーなどは数え切れないほどの部品メーカーの協力と、その部材の品質管理があってこそ、完成品の品質が維持できるのだなと。

 ワタシのGSの今回の不具合は、おそらく10数年前に生産国のドイツで、いくつかのゴムチューブメーカーが製品をBMW社に納入していた中で、ある期間の、あるゴムチューブだけが著しい粗悪品が納入されたのでしょう。ハーネスケーブルの保護のためのゴムチューブは、いくつもワタシのGSにパーツとして組み込まれているが、4本のチューブだけがボロボロでした。
 チューブの納入メーカーが意図的に粗悪な品質なものを納めたとは思えないが、何かの理由で粗悪な商品が混じってしまったのでしょう。

 以前に、小生はクライスラーのチェロキーを所有していたことがありますが、故障しまくりでした。新車で購入して2年は何の不具合もなかったのですが、3年目走行3万キロを超えたあたりから、さまざまな故障が発生しました。
 雨漏りに始まって、O2センサーの故障、エアコンの全交換、ウオーターポンプの故障、オートマのクラッチレバーがひっこ抜けるなんてこともありました。プラグの交換をしようとして、プラグレンチを渾身の力で回しても回らず、ホトホト参ったことがあります。ディーラーに電話して、『プラグがはずれない』と相談したら、『そう簡単にはハズれません。ボンネットと開けて、エンジンの上に乗っかって、プラグを折るつもりでけっとばすくらいのことをしないと外れない』と言われたのをよく憶えています。

 故障の原因は、すべて個々のパーツの品質です。どんな車の故障であろうとも、パーツの破損や組つけの不具合に原因があるわけですが、ワタシの乗っていたチェロキーは個々のパーツの耐久性がとても低い車両だったようです。廃車にするまでの走行距離は、およそ9万キロで、修理が10回ほど、かなりの修理代金を要しました。
 チェロキーを所有する前は、初代三菱パジェロ。こいつはろくに整備もしてないのに、10年22万キロのあいだに自走不能になったことなど1度もありませんでした。エンジンオイル、各エレメント、ブレーキパッドを交換したくらいで、まともにメンテナンスなどしなくて、まったく故障したことがありませんでした。
 本当に、なにひとつ壊れない、丈夫な、耐久性の高い車両でした。
 あの頃の日本製品というのは、車に限らず家電製品でも本当に故障は少なかったように思います。

 あれから20数年、今の日本人の生活のなかに『MADE IN JAPAN』はどれくらいあるだろうか。身につける洋服や靴、筆記用具や玩具など、相当数が中国などのアジア諸国で管理生産されたものではないでしょうか。
 価格競争の結果として、安価で耐久性の低い商品が市場にあふれ、故障もしくは使い捨てが当たり前の商品のなんと多いことか。ダイソーで買ってきた商品に品質を求める人は少ないでしょう。
 とりあえずの間にあわせ、、、のつもりが、すっかりその間に合わせの、品質の劣る商品に囲まれて日々の生活を送っていることに気づきました。
 っと同時に、日本人の気質までも劣化しているように感じるのは小生だけか?
 ひとつのものこだわりをもって取り組む、下請け工場の職人気質のようなモノが、日本人全体から失われてるいるような気がしました。
 かつての日本人が持っていた、労働者の気慨を取り戻さなければいけない、、、っと、我が愛車GSの
ボロボロになったハーネスの保護チューブを見つめて考えたりしました。 
 
 ガンバレ、ニッポン。
 ガンバレ、オレ。