昨夜、久しぶりに涙が出た。
成人してから涙するのは、何回目だ?
記憶にあるのは、28歳の時に祖母が他界したとき。
そのあとは、、、、まともに涙した記憶はない。
成人して3回目、、、18年ぶりに泣いた。
2週間前にあいつから久しぶりに電話がきた。
ゆっくり話がしたいから、家に来て欲しいと。
同じ大学で18歳で出会ってから、同じクラブで汗を流した。
小生が後輩を罵倒してシゴけば、あいつが裏で後輩をそっとフォローしてガス抜きをしていた。
あいつはディフェンスキャプテンで、たまにトンチンカンなプレーコールをしていたけど、フォローに回るセカンドタックルをよく決めていた。信頼できる男だった。
卒業後もよく一緒に酒を飲んだ。
人には言えない悪いことも、あいつと一緒にたくさんやった。
女にもたくさんチョッカイを出した、、、、ふたりともね。
でもあいつのほうが、たくさんやらかしてたな。
あいつが結婚して、小生も結婚して、ふたりとも家族ができた。
あいつにも子供が生まれて、小生にも子供が生まれた。
あいつが3人の子供の父になり、小生も3人の子供の父親になった。
家族ぐるみでたくさん出掛けた。
スキーや海。ふた家族で合計10人、なんだか仲良しだった。
子供の年齢、家族構成がどういうわけか同じで、お互いの子供どうしも仲良しだった。
あいつの次男は、小生の次男を『おまえ』と呼ぶ、、、それほど仲良しだった。
あいつと小生の仲には誰も入り込むことができない、、、、、チームの仲間から、そんなふうに言われながら、ふたりともオッサンになった。
電話口のあいつの声で、イヤな予感がすぐにした。
要領の得ない話ぶりが、悪いことばかりを想像させたのだ。
もしかして、自分が病気だとか言いだすのではないか、、、?
女遊びが祟って離婚の相談か、、、?
同居するお袋さんが病気か、、、?
意味のない想像が小生の頭を巡る。
電話口のあいつの声の暗さは、電話に最初にでた小生の長男でさえ気づいた。
昨夜、約束の時間にチームの仲間もうひとりと一緒にあいつの自宅に赴く。
玄関口に迎えに来たあいつの顔を見て絶句した。
言葉を発しなくても、劇的に痩せているその顔がすべてを物語っていた。
最初に小生の頭に浮かんだ悪い想像が現実となった。
進行性の肝臓癌を患い、余命3カ月。
自分の亡きあと、3人の子供たちの将来を見守って欲しいと依頼された。
癌研の医師からは切除手術も意味がないと宣告され、東洋医学を中心とする免疫療法に回復の道を探り、抗がん剤による延命治療はしばらく先送りにすると。
生きる強い意志を持てという言葉が小生の口から出た。
水頭症を脳外科医から診断されながらも、開頭手術するには至らなかった自分の体験を吠えていた。
自分の未来を信じることで、現状から想像できない良い方向へ舵を切ることできるのだと吠えた。
記念撮影しようというあいつの提案により、数年ぶりに仲間3人並んで写真を撮った。
25年前の写真を引っ張り出してきたあいつ。
青年だったチームの仲間がそこにいた。
笑えるほど、ひ弱だった仲間の姿がそこにある。
写真に写っている自分を見てちょっと驚いた。
今よりもずっと優しい目をした自分の姿を、あいつのアルバムの中に発見した。
1年生の夏合宿の、腰ぬけの自分たちがプレーする笑える写真がたくさんあった。
青春の姿がそこにある。
あいつの病を忘れて、心底笑えた。
最後に固い握手を交わしてあいつと別れた。
あいつの子供3人が小生たちを駅まで見送ってくれた。
知っていること、理解していることは、3人ともそれぞれ違うのだろうが、終始笑顔でね。
あいつの子供3人に、小生と仲間のもうひとりは大きな勇気と希望をもらった気がした。
仲間と途中の駅で別れ、自宅のある駅に到着する。
駅から自宅に向かう途中、涙が出た。
18年ぶりに泣いた。
泣かなかった三十代。
四十過ぎて、初めて泣いた。
道すがらが涼しくて、秋を感じた。
整理のつかない心をここに記した。
涙するのは今日でやめにすると心に決めたが、、、守れるかな?
成人してから涙するのは、何回目だ?
記憶にあるのは、28歳の時に祖母が他界したとき。
そのあとは、、、、まともに涙した記憶はない。
成人して3回目、、、18年ぶりに泣いた。
2週間前にあいつから久しぶりに電話がきた。
ゆっくり話がしたいから、家に来て欲しいと。
同じ大学で18歳で出会ってから、同じクラブで汗を流した。
小生が後輩を罵倒してシゴけば、あいつが裏で後輩をそっとフォローしてガス抜きをしていた。
あいつはディフェンスキャプテンで、たまにトンチンカンなプレーコールをしていたけど、フォローに回るセカンドタックルをよく決めていた。信頼できる男だった。
卒業後もよく一緒に酒を飲んだ。
人には言えない悪いことも、あいつと一緒にたくさんやった。
女にもたくさんチョッカイを出した、、、、ふたりともね。
でもあいつのほうが、たくさんやらかしてたな。
あいつが結婚して、小生も結婚して、ふたりとも家族ができた。
あいつにも子供が生まれて、小生にも子供が生まれた。
あいつが3人の子供の父になり、小生も3人の子供の父親になった。
家族ぐるみでたくさん出掛けた。
スキーや海。ふた家族で合計10人、なんだか仲良しだった。
子供の年齢、家族構成がどういうわけか同じで、お互いの子供どうしも仲良しだった。
あいつの次男は、小生の次男を『おまえ』と呼ぶ、、、それほど仲良しだった。
あいつと小生の仲には誰も入り込むことができない、、、、、チームの仲間から、そんなふうに言われながら、ふたりともオッサンになった。
電話口のあいつの声で、イヤな予感がすぐにした。
要領の得ない話ぶりが、悪いことばかりを想像させたのだ。
もしかして、自分が病気だとか言いだすのではないか、、、?
女遊びが祟って離婚の相談か、、、?
同居するお袋さんが病気か、、、?
意味のない想像が小生の頭を巡る。
電話口のあいつの声の暗さは、電話に最初にでた小生の長男でさえ気づいた。
昨夜、約束の時間にチームの仲間もうひとりと一緒にあいつの自宅に赴く。
玄関口に迎えに来たあいつの顔を見て絶句した。
言葉を発しなくても、劇的に痩せているその顔がすべてを物語っていた。
最初に小生の頭に浮かんだ悪い想像が現実となった。
進行性の肝臓癌を患い、余命3カ月。
自分の亡きあと、3人の子供たちの将来を見守って欲しいと依頼された。
癌研の医師からは切除手術も意味がないと宣告され、東洋医学を中心とする免疫療法に回復の道を探り、抗がん剤による延命治療はしばらく先送りにすると。
生きる強い意志を持てという言葉が小生の口から出た。
水頭症を脳外科医から診断されながらも、開頭手術するには至らなかった自分の体験を吠えていた。
自分の未来を信じることで、現状から想像できない良い方向へ舵を切ることできるのだと吠えた。
記念撮影しようというあいつの提案により、数年ぶりに仲間3人並んで写真を撮った。
25年前の写真を引っ張り出してきたあいつ。
青年だったチームの仲間がそこにいた。
笑えるほど、ひ弱だった仲間の姿がそこにある。
写真に写っている自分を見てちょっと驚いた。
今よりもずっと優しい目をした自分の姿を、あいつのアルバムの中に発見した。
1年生の夏合宿の、腰ぬけの自分たちがプレーする笑える写真がたくさんあった。
青春の姿がそこにある。
あいつの病を忘れて、心底笑えた。
最後に固い握手を交わしてあいつと別れた。
あいつの子供3人が小生たちを駅まで見送ってくれた。
知っていること、理解していることは、3人ともそれぞれ違うのだろうが、終始笑顔でね。
あいつの子供3人に、小生と仲間のもうひとりは大きな勇気と希望をもらった気がした。
仲間と途中の駅で別れ、自宅のある駅に到着する。
駅から自宅に向かう途中、涙が出た。
18年ぶりに泣いた。
泣かなかった三十代。
四十過ぎて、初めて泣いた。
道すがらが涼しくて、秋を感じた。
整理のつかない心をここに記した。
涙するのは今日でやめにすると心に決めたが、、、守れるかな?