
たしか新聞の書評か新聞の書籍広告を見て購入したのですが、なにゆえか手にとることなく時間が過ぎ去ってました。「商売の神様」と呼ばれた松下幸之助の本はたくさん出版されてます。松下幸之助自身が筆を取った本もありますし、松下電器の歴史を記した本もたくさんあります。小生は精神の啓蒙本の類はあんまり好きではないのですが、この本の紹介した書評がエラクおもしろかったので、購入したのだった記憶してます。
この本は、もちろん松下幸之助の歴史を描いたものなのですが、家庭家電業界の歴史についてもわかりやすく書かれていてたいへん勉強になります。家電業界の成り立ちなどもさりげなく紹介されており、家電業界なんてまったく知識も興味もない小生にとっても、読み物としてたいへん興味深く読み進むことができました。
一代で、世界に名をとどろかせる家電メーカーを興した男、松下幸之助。
いや~厳しい男だったでしょうね。
金儲け、、、に徹底し、儲けるためには何をしなければならないのか。全身全霊で利益をあげることに取組みんだのでしょう。
熱く、怖い経営者だったことが、伝わってきます。戦後日本の高度経済成長の精神的支柱ともいえるような人だったでしょうね。
日本で、世界で商売で立身出世する姿は、当時の日本の鏡だったのだと思います。
田中角栄や松下幸之助というのは、戦後の日本の貧困から這い出た男として、富裕層になかった当時の日本人の夢だったのではないかと。
昭和の臭いがプンプンと漂うこの本、たいへん楽しく、また勉強になりました。