近頃、30年以上前の友人たちと頻繁に顔を会わせている。
 というのも、中学校の卒業から30年を記念して学年の同窓会をしようなどと企画した友人がいて、小生もすっかり幹事に引っ張り込まれてしまったのだ。来春に開催ということになっているのですが、これが、まあ、準備がいろいろと大変なこと。
 卒業アルバムを引っ張り出してきて、巻末にある当時の卒業生の住所録をもとに現住所を捜索しようと、各クラスの担当幹事を決めて、なんやかんやと45歳になった卒業生およそ320名を探しだそうとしているわけです。
 
 定例幹事会なんてのもあって、すでに、懐かしい顔の何人かに会ったりしてます。
 いや~45歳ともなると、女性は完全にオバはんになってますな。
 子供はすでに大学生だなんて聞くと、怖ろしくなります。
 定例幹事会のあとに酒宴になったりするのですが、もう、ただただオバサンと飲んでるみたいで、妙な気持になります。まあ、懐かしくはあるんですが、、、、心のときめきは、ほぼゼロですな。悲しいほど禿げてしまった奴とか、バスケット部でエースだった男がすっかり太ってしまっていたり。まったく時間の経過の怖ろしさと、エントロピー増大の法則を目の当たりにするわけです。

 そんななか、かつてより何となく縁を感じていたひとりの旧友と再会いました。中学を卒業以来、何度なく街中でバッタリ出くわすことのあったKという男と久しぶりにゆっくりと話をしましした。
 Kは、風貌こそちょっと髪が薄くなり、太ったりしてましたが、ロバートデニーロ似の気の優しい男で、いまだ独身の気ままな生活を選択しているようで、いくつかの苦労を重ねてもいるようでしたが、お互いの近況のなどを報告し、休日の過ごし方の話になりました。小生は当然バイクで行く林道のはなしなどなど、、、すると奴は、単独でよく登山をしているとのこと。
 小生、かつてから登山をしてみたいと思っていたのですが、周りにそのような知り合いはほとんどなく、たまにそんな話になっても、かなり年配の人だったりして、ちょっと乗り気になれませんでした。誰か年齢の近い人が連れて行ってくれないだろうか、、、などと思い描いていたのだった。
 
 ついに、山に登ることができる日がやってくる。Kとは小生も体力的にも大差ないだろうし、単独登山ばかりしているというところが、小生と気が合うように思えた。
 すぐさま弟子入りし、年明け早々にお供させてもらうこになりました。
 
 ハイキング気分な山登りではなくて、ちょっと険しくて鎖場とか少しあったりするとサイコーなんだけど、、、なんて山なんぞこの歳になるまで登った事も無いのに。
 さっそく丹沢か、いつもバイクで訪れている八溝山の奥あたりを候補に挙げてくれました。

 ザックと登山靴と、アイゼンを買えと。
 
 うううううっ、アイゼンなんて聞いただけでコーフンしてきます。
 体力の下り坂を感じるこの歳になって、登山初挑戦なのである。

 娘さん~♪ よく聞けよ~♪ 山男ににゃ、惚れるなよ~♪
 
 もう誰も惚れてくれないけど、よいのだ。ワシは山に登るのである。
 新たな目標を胸に、まもなく2011年は暮れようとしているのであった。