
山並みを見ながらヒネリだした小生。
見晴らし良い場所でひと仕事は格別であると再認識。それでは次なる難関をクリアすべく、
崩落しかかっている道の先へと徒歩で進み、路面状況を確認。
どうやら鉄砲水のように水が流れ、小さな土砂を押し流したようだ。路面には子供の頭くらいの石が
ゴロゴロしていているが、ルート選べば先へと進めそうである。
道の先から我が愛車1150GSを振り返って見た状況。

大きな石は、ぜーんぶ崖下に投げ捨てました。
道の凹凸の具合を確認しながら、ルートを仮想。ただ、スカスカな路面が気になります。
視界の右側は崖だ。万が一コケたり、落ちたりしたら大変だ。いざ。
見晴らし良い場所でひと仕事は格別であると再認識。それでは次なる難関をクリアすべく、
崩落しかかっている道の先へと徒歩で進み、路面状況を確認。
どうやら鉄砲水のように水が流れ、小さな土砂を押し流したようだ。路面には子供の頭くらいの石が
ゴロゴロしていているが、ルート選べば先へと進めそうである。
道の先から我が愛車1150GSを振り返って見た状況。

大きな石は、ぜーんぶ崖下に投げ捨てました。
道の凹凸の具合を確認しながら、ルートを仮想。ただ、スカスカな路面が気になります。
視界の右側は崖だ。万が一コケたり、落ちたりしたら大変だ。いざ。
頭に描いた仮想ルートをスタンディングで、慎重にアクセルを開けながら通過。
セーフ。無事に通過いたしました。
セーフ。無事に通過いたしました。
ただ、この場所は峠にあたる地点らしく、そこから軽い下り傾斜となっていた。
ダート道の路面を雨水がけっこうな勢いで流れていったことが想像できる。
そう、山のダートで路面状況に悪さをもたらすのは雨水の流れだ。
水は少しでも低いところをながれ、クレバスをつくったり、石くれを露出させてるのだ。
最近の小生は、流れる水の気持ちになってダートを路面を観察しながら走行しているようにしている。
右の轍か左の轍か?水たまりにはいるのかどうか、、、、などなど。水の流れを頭のなかで想像し、
安定している路面を選択するように心掛けている。
そんなふうにしながら、ちょっと滑りやすい下りダートをさらにくだっていると、、、、。
前方に広がるこの光景。

視界の左側から、先ほど同じように水が大量に流れだした思われる土砂崩れ。
右にカーブした道の先は見えない。
道幅が急激に狭くなっているようにも見えるが、カーブしてる個所だけかもしれない。
しかし、路面に少し水が溜っているのが気になる。
今日は、ほとんど水溜まりには遭遇していないし、、、。
ダート道の路面を雨水がけっこうな勢いで流れていったことが想像できる。
そう、山のダートで路面状況に悪さをもたらすのは雨水の流れだ。
水は少しでも低いところをながれ、クレバスをつくったり、石くれを露出させてるのだ。
最近の小生は、流れる水の気持ちになってダートを路面を観察しながら走行しているようにしている。
右の轍か左の轍か?水たまりにはいるのかどうか、、、、などなど。水の流れを頭のなかで想像し、
安定している路面を選択するように心掛けている。
そんなふうにしながら、ちょっと滑りやすい下りダートをさらにくだっていると、、、、。
前方に広がるこの光景。

視界の左側から、先ほど同じように水が大量に流れだした思われる土砂崩れ。
右にカーブした道の先は見えない。
道幅が急激に狭くなっているようにも見えるが、カーブしてる個所だけかもしれない。
しかし、路面に少し水が溜っているのが気になる。
今日は、ほとんど水溜まりには遭遇していないし、、、。
嫌な予感がする。
わずかな下りダートで、道幅は極めて狭い。
路面の中央は水が流れてできたであろう窪みもあり、
この状況で、小生の愛車GSちゃんをUターンさせることは至難の業、、、、というか無理。
曲がった先で慎重にすぐに停止して路面状況を探るつもりだったのだか、道の先が見えない。
これは、まず斥候隊を出撃させてるべきと、、、、不安定な路面で愛車GSを降りて、
歩いて行って、見えない道の先を確認すると、、、、
わずかな下りダートで、道幅は極めて狭い。
路面の中央は水が流れてできたであろう窪みもあり、
この状況で、小生の愛車GSちゃんをUターンさせることは至難の業、、、、というか無理。
曲がった先で慎重にすぐに停止して路面状況を探るつもりだったのだか、道の先が見えない。
これは、まず斥候隊を出撃させてるべきと、、、、不安定な路面で愛車GSを降りて、
歩いて行って、見えない道の先を確認すると、、、、
ガーンっ

眼下に広がるのは河原と化した道でした。
細かな土砂は全て流され、渓流状態となってます。土留のために工事されたであろう石や木材は
その役目を果たせなかったようで、道ではなくなっています。
あのー、、、、どうしますか。
ということは、あの場所で方向転換しなければならないと、、、、、、。
ということは、あの場所で方向転換しなければならないと、、、、、、。
いや、、それは、、、
ちょっと、、、
無理でないすかっ?
自問する小生。
自問する小生。
土砂が流されて川と化した地点から、我が愛車GSを見る。

『死のう、ここで、、、。君と一緒に。』
そう、愛車GSが囁いているのではないかと思えました。

『死のう、ここで、、、。君と一緒に。』
そう、愛車GSが囁いているのではないかと思えました。
ヘルメットも上着も全部外して状況を再確認。
かつての武士であったら、髷を切って神仏に祈りを捧げるところだろう。
水を飲んで、屈伸運動、、、イチっ、ニっ、
つぎは、腰の運動~♪ ハイっ、イッチ、ニッ。
水を飲んで、屈伸運動、、、イチっ、ニっ、
つぎは、腰の運動~♪ ハイっ、イッチ、ニッ。
このダートの道幅はGSの全長くらいである。しかも、左右は切り立っており、20センチ大の
尖った石もゴロゴロしている。
まずは、バイクを降りた状態で押し引きしてみるが、路面の凹凸が邪魔をして、不安定この上ない。
ちょっと気を緩めれば、身体を入れていない右側に簡単に倒れてしまいそうだ。
すでにこの場所に留まって20分ほどが経過しているだろう。
万が一倒れたら、この路面でおこすことは不可能ではないか?
止めろっ、悪い想像をするなっと、頭のなから最悪な事態発生時の己の姿をかき消す。
かろうじて、サイドスタンドを出して自立できる状態にもっていけたので、しばし休憩。
水を飲み、バックの中から、ガーバーのスコップを取り出す。
そう、先ほどは自身の汚物を隠すためにつかったのだか、ついに脱出のためにこいつを使う時が
きてしまったのだ。
まずは、なんども切り返しをするにあたって、タイヤの転がりを妨げるような石くれを全部掘りだすことにする。
滑るような湿った個所には土を入れる。
尖った石もゴロゴロしている。
まずは、バイクを降りた状態で押し引きしてみるが、路面の凹凸が邪魔をして、不安定この上ない。
ちょっと気を緩めれば、身体を入れていない右側に簡単に倒れてしまいそうだ。
すでにこの場所に留まって20分ほどが経過しているだろう。
万が一倒れたら、この路面でおこすことは不可能ではないか?
止めろっ、悪い想像をするなっと、頭のなから最悪な事態発生時の己の姿をかき消す。
かろうじて、サイドスタンドを出して自立できる状態にもっていけたので、しばし休憩。
水を飲み、バックの中から、ガーバーのスコップを取り出す。
そう、先ほどは自身の汚物を隠すためにつかったのだか、ついに脱出のためにこいつを使う時が
きてしまったのだ。
まずは、なんども切り返しをするにあたって、タイヤの転がりを妨げるような石くれを全部掘りだすことにする。
滑るような湿った個所には土を入れる。
けっこうな作業だ。
また、悪い想像が頭をよぎる。
また、悪い想像が頭をよぎる。
万が一倒れたり、絶対Uターン不可能と判断できるときはどうするか。
GSをここに置き捨て、ひとり山を徒歩でくだるのか。
そして、どうする。
レッカー車の出動要請か?
いやいや、レッカーはここまでは来てくれぬだろう。
だいだい、入口に事故が起きて責任は負えぬと明記してあったもんね~
GSをここに置き捨て、ひとり山を徒歩でくだるのか。
そして、どうする。
レッカー車の出動要請か?
いやいや、レッカーはここまでは来てくれぬだろう。
だいだい、入口に事故が起きて責任は負えぬと明記してあったもんね~
なーに、命まで失うことはありえないのだ。
フォースを信じて戦うのみである。
フォースを信じて戦うのみである。
バイクを降りての押し引きしての脱出をあきらめ、エンジンを始動して動力を使っての脱出方法に
切り替える。思い切ってハンドルを切り、バイクを垂直方向を向かせることに成功すれば、、、
少しずつハンドルを切っては後退、ハンドルを切っては後退すれば、もしかしたら、、、、、
しかし、路面の中央が凹んでいるゆえに、ちょっと間違えると、車体が傾き、悪い足場ゆえに
そのままひっくり返る可能性も十分にある。
さあ、どうする。
1度でもエンジンをかけ、バイクを動かせばもう2度とサイドスタンド出して車体を自立させる
ことは不可能になる。やるのかっ?
やるしかないっ!
切り替える。思い切ってハンドルを切り、バイクを垂直方向を向かせることに成功すれば、、、
少しずつハンドルを切っては後退、ハンドルを切っては後退すれば、もしかしたら、、、、、
しかし、路面の中央が凹んでいるゆえに、ちょっと間違えると、車体が傾き、悪い足場ゆえに
そのままひっくり返る可能性も十分にある。
さあ、どうする。
1度でもエンジンをかけ、バイクを動かせばもう2度とサイドスタンド出して車体を自立させる
ことは不可能になる。やるのかっ?
やるしかないっ!
一か八かの作戦を敢行。
愛車に跨ぎ、エンジン始動。
ハンドルフルロックで前進させるも、道を横断するようなかっこうの亀状態で行き詰る。
万事休すか?
愛車に跨ぎ、エンジン始動。
ハンドルフルロックで前進させるも、道を横断するようなかっこうの亀状態で行き詰る。
万事休すか?
10センチ進んではハンドルを切り、10センチ進んではハンドルを切る。
路面が不安定で何度も倒れそうになる。
路面の窪みに引っ掛かり、GSがピタリと動かなくなってしまった。
汗だくで、考える。
動けっ!動けっ!動けっ! 動いてよ~っ!
暴走モード 突入!
路面が不安定で何度も倒れそうになる。
路面の窪みに引っ掛かり、GSがピタリと動かなくなってしまった。
汗だくで、考える。
動けっ!動けっ!動けっ! 動いてよ~っ!
暴走モード 突入!
思い切って、クラッチをつなぎ、アクセルを吹かす。
空転する後輪。
クラッチの焼ける臭い。
空転する後輪。
クラッチの焼ける臭い。
ダート路面でスピン、、、、スピン、、、スピン。
おおおおおおっ、その手があった。
もしかしたら、車体の傾け具合とアクセルの吹かし具合でスピンターンのようになるのではないか。
すこしづつやれば、車体が少しは動くのではないかっ。
おおおおおおっ、その手があった。
もしかしたら、車体の傾け具合とアクセルの吹かし具合でスピンターンのようになるのではないか。
すこしづつやれば、車体が少しは動くのではないかっ。
スピンターン作戦、開始~♪
もう、この時は失うものは何もない、、、、全軍突撃モードでした。
もう、この時は失うものは何もない、、、、全軍突撃モードでした。
クラッチを急つなぎして、アクセルを吹かす、、、
すると、、、
すると、、
すると、、、
すると、、
わずかではあるが、車体が反転し始める。いいぞ、その方向だ。
山のないカルーが、タイヤの空転をさせやすくしているのもラッキーでした。
ズリズリと、うすらスピンターンを慎重に繰り返します。
斜面の上を目指せ~っ!
山のないカルーが、タイヤの空転をさせやすくしているのもラッキーでした。
ズリズリと、うすらスピンターンを慎重に繰り返します。
斜面の上を目指せ~っ!
何度もクラッチをつなぎ、アクセルを吹かし、両足で踏ん張る、、、、、。
滝の汗でした。

脱出記念写真です。
おそらく、この場所で1時間ぐらい格闘してました。

ヘルメットとジャケットがある先の黒ずんだ路面のところがUターン個所です。
いやはや、危機一髪。
史上最大のピンチでした。
倒すとか倒れるとか、、、もありましたが、陽のあるうちに人里に帰ることができるのかと
心配になってました。
滝の汗でした。

脱出記念写真です。
おそらく、この場所で1時間ぐらい格闘してました。

ヘルメットとジャケットがある先の黒ずんだ路面のところがUターン個所です。
いやはや、危機一髪。
史上最大のピンチでした。
倒すとか倒れるとか、、、もありましたが、陽のあるうちに人里に帰ることができるのかと
心配になってました。
進路転換に成功したあとは、とにかく安定した路面、できればすぐにでも
アスファルトの上に戻りたかったのが本音です。
逃げるように、ダートを走りぬけます。
しばらく行くと、栗原川林道との分岐にぶつかりました。
もう、ダートなんてのはどうでもよくて、一刻も早くアスファルトの道へと栗原川林道を背にしました。
分岐している栗原川林道は整備されて走行しやすかったですね。

どうやら、途中に登山道があるようで、
普通乗用車もバンバン走るので整備がしっかりしているようです。
林道の路面状況を判断するには、そういった社会的な目を持つことも大切なのだと痛感しました。

アスファルトの上に戻りたかったのが本音です。
逃げるように、ダートを走りぬけます。
しばらく行くと、栗原川林道との分岐にぶつかりました。
もう、ダートなんてのはどうでもよくて、一刻も早くアスファルトの道へと栗原川林道を背にしました。
分岐している栗原川林道は整備されて走行しやすかったですね。

どうやら、途中に登山道があるようで、
普通乗用車もバンバン走るので整備がしっかりしているようです。
林道の路面状況を判断するには、そういった社会的な目を持つことも大切なのだと痛感しました。

獣用のゲートをを出て、ついにアスファルト路面に。
もう、愛車GSを倒す可能性はゼロに近いと。

ここま来た時には、ホッとしました。
やばいやばい、、、今日の俺はヤバすぎたぜ。
1歩間違えれば、山の中に愛車GSを放り出してこなければならないところだったでしょう。
もう、愛車GSを倒す可能性はゼロに近いと。

ここま来た時には、ホッとしました。
やばいやばい、、、今日の俺はヤバすぎたぜ。
1歩間違えれば、山の中に愛車GSを放り出してこなければならないところだったでしょう。
途中にあった、『しゃくなげの湯』という名の入浴施設で汗を流し、やっと生きた心地。

恐怖心から流れ出た冷や汗と、渾身の力を使って流れ出した汗もすべて洗い流しました。
山の神さまの逆鱗に触れることになった尻の穴も、、ね。
(最終篇につづく)

恐怖心から流れ出た冷や汗と、渾身の力を使って流れ出した汗もすべて洗い流しました。
山の神さまの逆鱗に触れることになった尻の穴も、、ね。
(最終篇につづく)