久しぶりのご対面、1150GSちゃん。
 記憶をたどると、最後に会ったのは後輪のディスクを交換したときなので、かなりの時間が経過していました。
 『元気だったか、GSよ。今日は半年ぶりに山のダートへ繰り出そうっ!』

 前日の夜からどこへいこうか、、、いろいろ考えてました。
 福島の四時川林道あたりに出かけるのは、被災した人々の心を思うとまだ遠慮すべきとの思いがあるし、中津川林道という選択もありましたが、走行する前から全部がわかってしまっているようでトキメキがない。
 そうだっ!
 テーマはトキメキである。ダートへ進入する時のドキドキとした緊張感。
 久しぶりに未走破林道にチャレンジすべきである!

 というわけで小生が白羽の矢を立てた林道が、栗原川林道。連続する39㎞のダート。さらに続く新地林道もあわせればかなりのロングダートである。WEBで調べると今季の栗原川林道を走行した方のレポートなどもあり、路面状況もまずまずらしい。続く新地林道のほうが悪路であるとの情報もありました。
 いづれの林道もまったくの未走破林道です。

 出陣! 目指すは草木湖!
 草木湖から舗装林道の小中西山林道、ダートの小中新地林道、さらにダートの新地林道、
そして栗原川林道39㎞のダートを走破して、吹割れの滝でも見学してこようではないかっ!
 時刻は7時30分。小学校へ登校する子供らと一緒に自宅を出立。
 
 未装着だった、ZUMOのモニターの遮光カバーも取り付けてみました。
 液晶画面の反射によって画面がまったく見えないときもあった今までのZUMOでしたが、この画面カバーを装着したら、けっこう見えるようになりました。ただ液晶のタッチパネルの操作性は犠牲になります。画面の視認性はかなり改善されたので、良しといたしましょう。
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 東北自動車で、バビューんと佐野藤岡ICへ。行きかう車の少ない県道66号線を北上し、山の上へ上へと目指す。途中の空が、なんとも夏らしい雲でした。
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 山道に入ると、とたんに涼しくなりました。湿度のせいでしょうかね~♪
 そういえば、個人輸入した廉価なREVITのジャケットに初めて袖を通したのですが、『涼しいっ
!』。上腕あたりのベンチレーションから侵入してくる風が、肩まわりを抜けていくの解ります。
走り出してしまえば、実に快適です。
 

 途中の梅田湖でチョイと休憩。
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 川をダムで堰き止めた人造湖ですが、ずいぶんと減水してました。上流のほうでは完全に湖底が露出してましたね。
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 県道337号線をさらに北上して草木湖へ。この時すでに時刻は12時15分。
 このあたりには食堂なんぞまったく見当たらないので、草木湖のドライブンで昼食。本当ならば、林道で弁当でも広げたいところだったが、うっかりして草木湖まできてしまいました。ソースかつ丼750円を食べて、ペットボトルの水を仕入れて準備。
 このあとのよもや恐ろしげな出来事が発生することなんぞ予想もせずに、意気揚々と舗装林道である小中西山林道へと突入いたしました。
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 舗装路である小中西山林道は5㎞ほど進入したところでダートに変わります。
 この日は、他に走行している車両も見当たりませんでした。またまた、たったひとり山の中、、なんかあったらどうすんだよ~♪なんてこの時は気軽に考えてました。携帯電話の電波状況をみると『圏外』と。うむむむっ、心してかからなければっ!
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 ダートのはじまりの路面は、細かな砂利ダートで走行も楽々。
 道端に野生のサルの親子、鹿などが出現したりして野性味もタップリ。
 『な~んだ、ネットの書き込みにあった新地林道のほうがガレているなんて情報はガセだったのか~?』なんて思いながら、山の景色を楽しみ、やっぱり山の林道に来てよかったと思い返しておりました。
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 すると、ちょっと気配があやしくなってきました。崩れた路面を何度も修復したような工事個所があったりするし、路面の石がずいぶんと大きくなってきた。そのうちに、路面から土が姿を消し、こぶし大の石ころだけの路面となってきた。
 『おい、おい、やばいぜ。』この手の路面はやたらと車体が左右にゆすぶられ、大きな石乗り越えたりするとその反動で大きく車体が傾くことがあるのだ。それに何より、我がGSのタイヤは2分山まですり減ったカルーなのである。
 あーっ!モロに路面凹凸をひろって、左右にフラフラだぜーっ。
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 こんな感じの路面がいつまでも続きます。傾斜のきつい場所もあって、もうヒヤヒヤ。
 スタンディングのポジションでもままならず、両足を出しながら1速でゆるゆると進む。
 それでも左右に振られること、振られること。
 やめれ、やめれ、この石くれダート。
 土をくれーっ! 土をっ! 誰かーっ、助けてーっ!
 ズルズル、ガラガラの路面でホント冷や汗が滝のように流れました。
 どれくらい、こんな路面だったのだろうか。転倒した時の惨事を想像しては身体がカタくなると、行け行けゴーゴーモードで走り続けましたが、このガレ場が終わった時はホッしましたよ。
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 安堵の表情の記念写真。
 すでに汗だくでした。
 
 地図で確認すると、分岐は栗原川林道との分岐のようであると想像いたしました。
 あとでわかることなのですが、この地点は栗原川林道との分岐ではないのです。
 このとき、すでに緊張感でヘロヘロでした。締まった土のダート道にでたことでホッとしていたくらいですから。
 来た道が小中新地林道であることは間違いありません。しかし、この分岐はどこなのか?
 この石くれダート。
 ダートっていうか、河原だろ。
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 しばし、悩みます。このまま栗原川林道へいくか、山を下って舗装林道に入るか。
 たしか、栗原林道のほうが楽勝だと書き込みもあったし、ツライガレ場というのは、通過したあの場所であって、この先、これ以上の苦しみはあるまい。
 いざ、栗原川林道へ。
 進路は右だっ!
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 小生は、栗原川林道へと続くダートを選択したのでした。
 ゲートも空いてるし、崩落個所もなく通行可能ということでしょうね~♪
 
 しかーし、しばらく進むと、、、前方にはこんな光景が広がる。
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 どう考えても崩落した後を何度も修復した危険な場所である。
 雨水が激しく土砂を押し流し、地盤も緩くなっていることはバイクを乗り入れるまでもなく視覚的にも判断できる。勇気ある撤退か?
 しかし、その勇気ある撤退をしたくても、タイヤが沈み込むような、この緩んだ地盤と狭い道幅で可能か?

 っと、ここでバイクを降りていろいろ考えているうちに、、、、、、 
 うううううっ、緊張のせいか腹が痛くなってきた。
 正確にいうと、クソもしくはウンコ、つまり脱糞をなしとげたいという生理現象が発生してしまったのだ。
 こんなこともあろうかと、ちり紙くらい持ってるんじゃー
 それにしても、緊張で腹が痛くなるとは、情けない。それでも腹が気になっていてはこの困難も乗り越えられぬだろうと、さっさと道端にヒネリだしてやりました。
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 モザイクかけてこんな感じ。 
 崖っぷちでちょっと怖かったですけどね。



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 事のあとは、ちゃーんとアメリカ兵士も使っているというガーバーの携帯スコップで土を掛けときました。初めて入る林道だからと重装備モードできたのですが、まさかガーバーがこんなことに使われるとは、、、、。

 しかーし、ガーバーはこの後、もっと大変な事態で再度登場するのであった。
 小生の生理現象の成り行きに山の神は怒り、小生に『山の神の祟り』をもたらせたのであった、、、、。



 (その2につづく)