いやはや、もう、ページをめくるのがもどかしいくらいの、楽しい本でした。
 
 新潮文庫の『アラスカ物語』新田次郎著 です。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6d/0c/bmwbikes36/folder/1467308/img_1467308_62051814_1?1309086910

 明治に実在した日本人。アラスカに渡り、エスキモーとして生きぬくことを決意し、エスキモーの女を娶り、未開の地を切り開き、エスキモーの村を築いたのだそうです。
 主人公 フランク安田の実際の写真だそうです。
https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/6d/0c/bmwbikes36/folder/1467308/img_1467308_62051814_0?1309086881
 『日本』という国からきたエスキモーだと自称し、アラスカのエスキモーからも敬われていたのでしょう。
 本中には、エスキモーの生活習慣など、初めて知る興味深い異人の生活を伺い知ることができます。
 食料を貯蔵するという計画性がなく、そこにあるものをすべて食べ尽くしてしまうエスキモー。
 客を自宅に招くと、自らの妻の身体を客に提供してもてなす習慣だったというエスキモー。
 客の家にいったら、そこんちの奥さんとイッパツやれ!ということですから、、、、ちょっと変わってますな。

 そんなこんな、フランク安田が、アメリカ政府の保護から独立し、アラスカエスキモーの自立を促すために未開の地の開墾をし、村を興す姿が描かれています。
 日本に生まれ、エスキモーとしてその生涯を終える、、、。
 出生の地、日本のことを思い出し、アラスカの大地を静かに見つめていたフランク安田。

 いはやは、稀有な人生を送った、さまざま人がいるものである。
 この本を読んでいるときの、あの時間。
 著者の新田次郎氏に、深く感謝。