
中東でのテロや国の内紛などの紛争地域で使われまくっている連射可能なライフル銃「AK47」を軸に紛争地域の国、人を取材し、「AK47」から透けて見える国家のあり方を論じています。「AK47」を開発したカラシニコフ本人にも取材をしていて、銃器の勉強にも少しなります。
「カラシニコフ機廚任蓮■腺烹苅靴扱いが簡単で、部品が少なく、さほどの手入れをしなくても暴発も故障もしない優秀な銃なために、紛争地域で子供や女性が兵士として借り出され、戦争を長期化複雑化させていることや、銃器で身を守ることでの安全確保をした社会の失敗や問題に触れています。AK47が誰にでも扱える優秀かつ簡単な銃だからこそ起きてしまっている悲劇もあるということでしょう。
第二巻の「カラシニコフ供廚任蓮■腺烹苅靴あるからこその経済活動(偽AK47や、ライセンス生産のことなど)にも焦点をあてています。
カラシニコフを国家の関わりという視点でまとめてあります。
紛争地域での地道な取材にリアリティもあり、なかなか知識欲にそそられる本でしたが、たまにある左翼的な筆者の思考が滲み出してきていたのが、やけに気になりました。
朝日新聞の連載をまとめた本ではしょうがないのかもしれませんが、、、、
「国民の生活の安全を守れない国家は、失敗国家である」
つまりは、この一言を訴えたかったわけだと思いました。
いやはや、社会は複雑にいろんなことが絡んで成り立っていると実感した本でした。