
色川武大の小説は、初めて読みました。映画にもなった『麻雀放浪記』も読んだことはありませんでした。著者の色川武大が、ナルコレプシーという病名の突然眠ってしまう病を患っていて、麻雀の途中でも突然眠ってしまう、、、そんなことくらいしか知りませんでした。
この本は、直木賞の受賞作品である短編の『離婚』のほかに、『四人』『妻の嫁入り』『少女たち』という四つの小説が収録されているが、直木賞を受賞した『離婚』の謎解きのようなかたちで、他の3篇の小説が補っているようでした。
『離婚』はどうやら、著者の私小説のようなもので、著者自身の結婚生活を描いたものに近いらしいとの解説もありました。
妻として、夫としての“正しい”結婚生活の概念から逸脱して、傍らに存在してもらいたいと欲する女性とは、小生にとってどんな人なのだろうと考えてしまいました。
一般的には破綻する事がよくないとされる結婚生活を、子供の将来や、世間体、道徳観といった小生自身の心のしばりが外れたら、果たして現在の愚妻と続けられるだろうか、、、そんな考えが小生の頭をよぎりました。。
なんで、あの女(愚妻のことですが)と暮らしているのかな、、、、なんて本気で考えてしまいました。
この世にいちど生をを受け、滅せぬもののあるべきや、、、
そう、いちどしかない人生、すべてをあのおんなに捧げてなるものか。
っと、そんなふうに考えたワケではありませんが、結婚という生活慣例の小さな(大きな?)縛りについて、自分自身を振り返る良いキッカケとなったのは間違いありません。
おい、妻よ!
これからオイラは何をしでかすかわかりませんぜ。
狂人のなかに、自分自身の本質見つけ出した気分。
色川武大、もう一丁。