
小学館発行の『羆撃ち』久保俊治著です。
もう、通勤電車での読書タイムがあっという間に過ぎてしまう、サイコーの本でした。
狩猟を生業として生きた著者が羆を追うその姿が目に浮かぶようでした。
本に書かれているすべてが著者の実体験なので、とにかくリアル。
極限まで自分を追い詰め、ヒグマと対峙した著者でなければ、こうは書けないのでしょう。
狩猟に生きたアイヌの人々や、東北のマタギを語る本とはひと味もふた味も違う。
ハンター、狩人、人間の中にある野生。
ありがちなストイックすぎる語り口でもなく、時に残酷な行為の表現もたくさんありますが、それがとてもバランスのとれた感性で自然に語られている。
この本を世に送り出した小学館の担当編集者にも賛辞のことばを送りたい。
装丁といい、構成といい、実によいバランスでプロデュースされてます。
もう、100点