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 一昨年に鬼籍にはいられた城山三郎の『そうか、君はもういないのか』新潮社刊 です。

 巻頭に筆者の直筆の遺稿の写真が掲載されています。
 書いた人も、書かれた人もこの世にはいない、ラブレターのような本でした。

 妻との出会い、ともに生活したことへの感謝の言葉がたくさん記されています。
 
 あ~小生もいつか愚妻にこんなふうに想いを伝える日が、これからの我が生命の火がともっている限られた時間のなかにあるだろうか。
 妻に、心から『ありがとう』なんて口頭で伝えたことはあるだろうか、、と自問してました。

 配偶者との死別は、人生最大のストレスだとどこかの本で読んだことがあるのを思い出しました。

 そして、身勝手ながら、先に逝くのは愚妻よりも自分ほうでありたいと、、、そんなふうにも自己中心的に天に願っている自分を発見しました。

 生と死。

 行間たっぷりであっという間に読み終わっちゃう本でしたが、たまに読みかえして、日常を大切にしようと思います。

 巻末の娘さん記された手記もまた、心に響きます。

 おおっ、久々に優しい気持ちなっている自分を発見!