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 前回の本の続きとも言える、司馬遼太郎の『新撰組血風録』です。
各章ごとに、新撰組に属した隊士にそれぞれについて人物象が描かれています。

 巻末の解説で、作者司馬遼太郎について次のように書かれている。
『司馬遼太郎はかつて、「作家と一般読者とのちがいは、わずか指先にのった塩のあるなしにすぎない、その塩を大切にしなければすぐ失われてしまう。それを錯覚して自分はエリートだと思いこむほど作家にとってのつまずきはない」と語り、それをまた自戒の言葉としているそうだが、その謙虚さが、彼の文学の魅力となっているのだろう』とあった。

 むむむむっ、司馬遼太郎とは、ナンとすばらしい感性をもっていたのだろうか。
 確かに、司馬遼太郎の文章には、奢りなどまったく感じさせない。おそらく自身の描く歴史物語の主人公に覇者の驕れる姿を見てきただからだろう。

 司馬遼太郎ワールド、しばらく続きそうです。