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日本経済新聞出版社から発行の『ITとカースト インド・成長の秘密と苦悩』(伊藤洋一著)です。

 IT産業で躍進する国、インドの経済成長についての解説されています。 
憲法上の制度としてはもちろん廃止されたことになっているカースト制度らしいのですが、生活の習慣に永く溶け込んでいたカースト制度は、未だインド社会に蔓延っているそうです。
 低カースト出身のインド人が、優遇制度(低カースト出身者を優秀な大学の入学枠に割り当てるなどの制度)を使って勉強し、IT業種に就職、富を築いているという。

 本書を読んで、なるほど、、と至極納得したこと。それは、なぜ、インドでIT業種なのかということだ。もとはといえば、アメリカ企業のGEが、インド人は英語が話せる、時差を利用して、アメリカが夜の間にインドでデータ処理を委託すると翌朝には処理したデータ受け取れるなどを理由に、インドの人々に目をつけたというのである(まったくアメリカ人ってのオットロしい人種だ)。
 わずかな教育と低賃金で最大の効率を上げられるインド人、、、ということだったのでしょう。


 本書は、インドにおけるIT産業のことばかりだけでなく、インドの社会全般について実にわかりやすく解説されていて、行ってみたいとは思わないが、、インドの歴史と文化について、ホンのちょっぴりだけわかったような気がいたしました。

 それにつけても、民主主義とアメリカの力ってのは、オットロしいもんだ。

 これで、北朝鮮が民主化したら、世界征服達成ってとこでしょうか。