『十楽の夢』岩井三四二著 文藝春秋発行 現在の地名でいうと四日市市のとなり桑名にある長島に居住し、信長との宗教戦争していた一向宗の門徒を主人公にした歴史小説『十楽の夢』岩井三四二著 です。 信長が行った、比叡山の焼き討ちや長島一向一揆は残虐行為として捉えられがちであるが、政教の分離を実践しようとした英断の行為との判断もある。 信長は何故キリスト教を保護し、坊主を憎んだのか。既成価値観に胡坐をかいてのさばる人間を憎悪し、現実主義に徹底し、下克上を図る信長の影も描かれている。 宗教とは何か、何だったのかを紐解く、素晴らしい1冊でした。 今度、桑名のあたりに歴史探索ツーリングにいってみようっと。