
茶人としても名を遺した今井宗久の生涯を描いた歴史小説です。
朝廷や公家といった既成ヒエラルキーを打ち破ろうとする信長に懸け、鉄砲の商人として堺の町でのし上っていた男の成功と苦悩。いつの世でも、成功者には「善と悪」や「利と義」といった二面性があるものなのだろう。
義を追求していくと利があるのか、、、
そして、
利を追求していくと、義にぶち当たるのか、、、
既成価値観の破壊という意味では、平成の年号もまた、下克上の横行する戦国時代なのかもしれないのだな、、なんて感想をもった小説であった。
オススメ度 76点