北の大地へ 稚内~釧路 熊退治の旅

 前日、21時から爆睡したので、5時に目が覚めた。
 すでに、空は明るい。今日の道のりは長い。途中の林道でヒグマとの対決もあるのだ。
 
 6時10分にホテルをチェックアウトし、まずは宗谷岬へ。
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 おおっ、今日は8月19日、バイクの日ではないか。ということは、小生がバイクに乗るきっかけになった1100RS乗りのオッサン(別称:ヒツジのおじさん)の誕生日ではないか。日本最北の地、宗谷岬からヒツジのおじさんにメールを送る。
 
 セイコーマートで購入した朝食を食べたあと、オホーツク海に沿う国道238号線を南下。
 途中の海岸で、大勢の釣り人が竿を振っていた。
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 その日の夕方のテレビで放映されていたのですが、なんでもサクラマスの遡上の時期らしく、海岸のすぐそばにサクラマスがウヨウヨしていたそうです。

 猿払を過ぎたあたりで、海沿いのダートに入るために国道238から海沿いの道へ。
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 本当にだれもいなかったヌエサカ線のダートに続く舗装直線路です。
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 舗装直線路が終わると、海岸沿いのダートです。路面は砂の交じった砂利ダートで、防砂林のすぐ脇を走り抜けます。路面が凹凸に波うっている箇所もあるのですが、走りやすいダートが10kmほど続きます。

 ダートを走り終え、一息ついていると、なんと、シールドのあいだに挟んでおいた地図がない。ありゃま、どっかに落としてきたに違いない。もう1度ダート道を戻ると、やっぱり。
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 地図を回収し、宗谷国道238号線を南下し、次なるダートケマモナイ林道を目指す。
 国道を走っていると、『熊出没 平成19年4月28日』の注意書きが、、、。
 こんな、国道沿いにまで熊が出るのか、、、、ちょっと、これから入る山中の林道がオットろしくなってきた。
 しかし、今回のツーリングは、北の大地の林道を駆け抜けるべくやってきたのだ。そのための準備もしてある。熊スプレー、それに阿仁マタギの皆様が使っている屈強な刃物ナガサも準備してあるのだ。ヒグマ出たら、刺し違えて熊の胆嚢を切り取り、富山の薬売り業者に売りつけて、ススキノでド派手な宴会をしてやろうと決めているのである。ケマモナイ林道の入り口にたどり着いた小生は、愛車GSを停車させ、熊対策の身支度をオッパじめた。
 まずは、ナガサをいつでもとりだせるように、右足太ももにガムテープにくくりつける。
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 刃渡りが20cmほどあるので、銃刀法違反である。こんなイデタチで、交通課の皆様に捕まったら、逮捕されるであろう。
 さらに、熊スプレーを後部にくくりつけた荷物にガムテープで固定。
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 熊が出たら、左手に熊スプレー、至近距離からナガサで心臓をひと突き、シュー、ブスッ、、ってな按配であるが、ホンマに大丈夫だろうか、、、。
 
 ケマモナイ林道に入ると、フラットダートで気分がいい。熊なんぞ出るわけはない、、こりゃ安心。
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 がしかし、高度上げていくと、
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 だんだんと、鬱蒼と草が茂って、不気味な雰囲気になってきた。こんな、朝も早くから林道でエッチラオッチラ走っている人はどこにもいない、この山には小生ひとりきりだろう、、、なんて、少し心細くなってくると、、、林道に左右に広がる草は、熊笹、、、、。
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 冬眠から覚めた熊が、衰弱した体力を補うために好んで食べるという熊笹ではないか、、、
 ヒエーッ、、、。
 本気でオットろしくなってきた。
 やめれ、やめれ、熊笹。あっちへ行け。
 がしかし、どこまで行っても、道の左右には熊笹が広がる。
 
 とっさの時の熊スプレーの取り出しと、ナガサの抜き差しを確認して、深呼吸をしてさらに前進。
 聞こえるの枝葉を揺らす風の音だけだ。
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 根性決めて、ドンドン進むと、山頂付近に近づいたのか眺望がひらけ、急に明るくなってきた。
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 鬱蒼とした山林を抜け出し、熊笹もなくなった。
 
 ひと安心して、気分の良いダートを走りぬける。ケマモナイ林道は、22km続く砂利ダートで、途中からは眺望も良く、オホーツク海を望める箇所もあった。
 結局、ケマモナイ林道では、動物に遭遇することもなく、舗装道路に出ることができた。

 ケマモナイ林道から、宗谷国道238号線に戻り、12kmほど南下したところにあるフウレップ林道が次なるルートだ。がしかし、フウレップ林道は、入り口となる目印が乏しく、迷う。携帯電話のナビを使って地点情報を確認して、ようやくフウレップ林道の入り口を見つけた。
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 高低差のない17kmの砂利ダートだ。
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 またもや、熊笹が左右に続く林道だ。しかし、眺望良いので、動物の気配も感じることもなく、砂利ダートをスっ飛ばす。
 
 やっぱり、タイヤを新品に交換して良かった。3分山のアナキーだったら、細かい砂利ダートでフラついていただろう。無駄ではなかった、、、そう思いたい。
 
 フウレップ林道を抜けて、道道120号線に突き当たり、南下。49号線を経由して、ピヤシリ山頂を超えるロングダートを目指す。奥幌内本流林道8.5kmとピヤシリ越林道21.5kmだ。
 途中には神秘の滝と呼ばれている、神門の滝もある。

 この頃には、すっかり林道慣れしてきて、「ワシは刃物なんぞぶら下げて、アホか」とか思ってました。道道60号線からすぐの奥幌内本流林道の入り口もすぐに見つかり、意気揚々と林道の入り口で記念撮影。
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 神門の滝の入り口の案内版を見ていると、またしても『熊出没』の注意書が、、、。
 最近のものでもないので、安心してダートに進入。
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 ピヤシリ山超えの林道は眺望が最高で、実に気分がいい、、、、、
 のだが、、
 さっきから、やたらと動物の気配がする。
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 まずは、リス。
 20メートルくらい前を何度かシマリスが道を横切る。
 まるで、ゴキブリのように、シャーッと走りぬけるのである。小さなシマリスが何度も横切るなかを、
 ライオネスコーヒーキャンディ~♪
 本場のコーヒーの味~♪
 ライオネスコーヒーキャンディ~♪ コーヒー~♪
 なんて、歌いながら走りやすいフラットダートをドンドン行く。

 やがて、神門の滝に到着
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 神門の滝の真下に行くためのダートは、急勾配でかなりヤバかったが、なんとか無事に通過。


※この日は、長く次のページに続きます。