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「信長」の執筆で第49回野間文芸賞に輝いた作家、秋山駿の対談集です。対談の相手は、津本陽、石原慎太郎など、いづれも信長について執筆経験のある作家ばかりです。

 対談の中身はというと、、信長が何を目指して、あんなに戦争をしたり、熾烈な行動をおこしていたのか?という行動規範の解明がほとんどです。
 残虐行為あり、神仏の破壊行動あり、現代でいえば浮浪者ともいえる木下藤吉郎の登用ありと、、氏族の長男でありながら、奇怪な行動はなんであったのだろうかと、、。

 小生が、至極納得したのは、秋山駿が記す以下の文である。

 『信長が本当に樹てた(たてた)のは、この「思想の自由」というものではないかと、私は思う。』

 すべての破壊行為や、戦争の連続、楽市楽座のような政策、キリスト教の容認は、自己の発する『天下布武』の号令のもと、古の価値観を破壊し、あらたなる思想の自由の確立のためだったと説く。
 私利私欲に囚われて生きている小生などには、まったく想像を超える行動規範である。

 
 例によって、アホな感想ですが、、、
 まったく昔の人はエラかったと、、。
 今日もつぶやく、夏の夕暮れです。