
筆者が書籍の中で繰り返し述べているように、屠畜の現場というのは、一般にほとんど知られていないだろう。現在でも東京、芝浦の市場に牛、豚などが運ばれて食肉への加工作業(つまり、屠殺)されているのは、違う本で読んだことがあった。
筆者は、世界のいくつかの屠場へと赴き、イラストでその様子を伝えている。そして、肉を食するためには避けることのできない屠殺に対する穢れの感情や、屠殺を職業する人々への蔑視の有無について、感じるままを記している。
人間は、おのれの命が滅するまでに、魚貝や牛、馬、、いったい、いくつの命を胃に収めるのだろうか。 肉食動物、、なんていうとライオンやティラノサウルスなんてのを思い出すが、イチバンの肉食動物は、人間であろう。
おのれの食文化を考えるのおすすめの本です。
オススメ度、82点。