頭部の疾病で大関栃東が引退を発表したそうだ。

 小生も、3度ほど試合中の脳震盪を起こした事がある。
 20歳の秋に起こした脳震盪は、時間も長く、試合後半の記憶がまったくなかった。
 今でも、そのときの試合のビデオが手元にあるが、
 鬼の形相で、自意識がないまま淡々とサインプレーこなしている自分が映っている。

 試合後に、意識が戻ると、強烈な吐き気と頭痛を覚え、翌日に念のため脳外科へ、、、
 そのまま検査入院と相成った。
 CTスキャンを何度も撮られ、脳の形状の異常を通知された。
 3週間の地獄の検査入院の結果、形状の異常について、直接的な原因不明ということで、
 入院時には、開頭手術の予告をされていたにもかかわらず、無罪放免。
 退院時に脳外科の専門医から、しつこいほど言われたこと。
 
 「あたまをブツけるなんざ、とんでもないことです」
 「複雑に出来上がっている脳機能を、わざわざぶつけなければならないスポーツは、
 脳外科医としては、お止めになったほうが良いと進言いたします」

 結局小生は、首の筋肉を補強することで、そのまま27歳までグランドに立つことができました。

 プロの力士の人は相当キテいると思います。
 150堋兇凌搬里瞭瓜里、職業として、金銭かけて戦っているのである。
 立会いのときの衝撃は、ハンパなものではないと思います。
 栃東や、かつての琴錦、安芸乃島といった負けん気の強い、
 立会いを頭から行くような力士は、なおさらである。

 危険と痛みをともないながら、真正面からブツかっていった力士に拍手をそっと送ろう、、、。
 
  栃東には、脳梗塞なんぞ克服して、骨っぽい後輩力士を育てていただきたいものである。