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宗教学者、哲学者、評論家、文化人類学者の肩書きを持つ、中沢新一の『精霊の王』を読了いたしました。
 日本という島国が、国家という統制された形を成す以前から活動していた最古層の神、精霊シャグジとは、何だったのか。ジャグチが、有形無形にかかわらず、現代にどのように残されいるのかが語られている。
 日本における宗教とは何か(何だったのか)というモヤモヤとした小生にとって不明瞭な思いを、蹴鞠や、能の舞台の成り立ちなどから少しずつ、紐解いてくれたような気がする。
 書籍の表紙に描かれる「聖霊ジャグチ」は、どこか懐かしい感じがするのは、小生だけだろうか。
 日本人が、ただ、日々の生活のためだけに生きてきた時代の思想が、少しだけ理解できたような気がする。
人間として生きる、原始的な思想が、小生の中に少しあるのかもしれない。

 おススメ度 75点