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 「山口組三代目 田岡一雄自伝」  田岡一雄著

 かの有名な山口組三代目組長 田岡一雄組長の自著による本である。田岡組長については、数々の本が出版されているが、この本は装丁がまずなんともシブイ。任侠の世界を感じさせる良いデザインだ。

 内容は、アサヒ芸能の連載を書籍化した古いものであるが、田岡組長の生い立ちから語られている。無論、ゴーストライターの記した文章であろうが、戦後のヤクザ社会と任侠のあり方が語られている。ヤクザ社会の正当化や宣伝もどきの内容もあるが、昭和の時代の裏社会で機能していたヤクザの有り様がよくわかる。
 暴力団にまつわる書籍をいくつか読んだが、田岡組長というのは、相当の人物であったのだろう。戦勝国人として終戦直後に暴れまわった三国人を警察に代わって、鎮圧したのは有名な話だ。 
 
 本の内容の真偽は別として、「オレオレ詐欺」なんぞをやってるチンピラもどきには、ぜひとも読んでいただきたい一冊である。