平井房人は、明治36年生まれの、主に戦前に活躍した挿絵画家、漫画家である。大正時代には
宝塚少女歌劇の美術部に所属し、雑誌『歌劇』の編集、舞台の台本やポスター制作に携わり、
勤務の傍ら抒情画の絵葉書や絵封筒を出版していた。上の栞は、昭和初期のものと思われる木版画栞で、
左から「楽しき今宵」が2枚、そして「北極探検」、「思い出」のタイトルがつけられている。
「楽しき今宵」は1928年(大正3年)に宝塚大劇場で雪組により上演されており、「北極探検」、
「思い出」も上映演目として記録がある。左から2番目と右端の栞は抒情画の雰囲気が見られる。
