ヘチマコロンは植物由来の本格化粧品として、大正4年から天野源七商店によって売り出された化粧水。
現在も販売されている人気のロングセラー商品です。左端がその宣伝栞、「新鮮な素肌美は好ましい」
とのキャッチフレーズ。その右の変形栞は類似商品の「ヘチマの露」、最高級化粧料の添え書きが見られます。
そういえば、かつては多くの家庭でヘチマが栽培されていました。我が家にもありましたねぇ。
夏になると大きく実ったヘチマをもぎ、ヘチマたわしを作ったことを懐かしく思い出します。
右から2番目の栞は左端の栞の表面、大東亜レコードのドイツ軍歌集の宣伝になっています。
年末にヘチマコロンを購入すると、上のようなカレンダー栞やシールがついてきます。私が現在
保有しているのが全部で12種類。上の6枚は2005年、2006年、2011年、2012年、2013年、2014年の
カレンダー栞。
そして、こちらが2017年を除く2015年から今年2021年までの6種のカレンダー栞。
多くが竹久夢二の栞であるのは、
「ヘチマコロン」が宣伝に当時の人気画家であった夢二を起用していたことによります。それ以外に
「トーキー映画にも広告を出すなど、当時としてはメディア戦略も画期的で、それ自体が大正文化の
一翼を彩っていた」と、現在の販売代理店である「株式会社 大山」のホームページに記載されています。
中身も気になりますね。2013年の「夢二わらべ」については、以前に「カレンダーのしおり その3」で紹介
していますので、ご覧ください。
そして、こちらの12枚が2020年の「レトロモダン」のしおり。こちらの作者は竹久夢二ではありませんが、
抒情的な作風ではありますね。残念ながら、作者の記載が見られません。





