しおり博覧会 Bookmark Exposition -24ページ目

しおり博覧会 Bookmark Exposition

コレクションのしおりを紹介

今年最初の企画展「和菓子VS洋菓子の栞展」を現在、中川運河しおりギャラリーで開催中です。

期間は1月11日(火)から2月28日(月)まで。また、コロナの感染者数が急増中で、残念な時期ではありますが、予約制で、混むことのない場所でもあります。お時間がありましたら、足を

運んでいただければ幸いです。

 

 東京の人たちが愛してやまない御菓子の名店2軒、1軒は新宿の和菓子店「追分だんご本舗」、そしてもう1件は吉祥寺の洋菓子店「ボア」。どちらの店からも簡単には捨てられそうに

ない素敵なしおりの数々が、昭和30年代に多く出されていました。昭和の抒情と郷愁あふれ

る栞の数々をお楽しみください。

 

 

 

 

※「追分団子」:昭和二十二年の夏、終戦間もない新宿三丁目に掛けられた「やなぎ家」という白い暖簾、これが現在の「追分だんご本舗」の始まりでした 伝統の味の継承と現代の味覚を合わせ、人々に喜ばれるお団子を模索する日々が続くなか、追分だんごは徐々に広まり、東京名物と呼ばれるほどに成長し、現在も変わらず和菓子をつくり続けています。

栞のデザインは童画家の渋谷比呂志。「月見」や「羽根つき」、「縁台将棋」など、当時の子供たちの生活や風俗がしのばれるほのぼのとした図案になっています。これらの栞配布も、昭和35年8月ころには終了したようです。

 

※「ボア」:画家の東郷青児や詩人のねじめ正一ら多くの文化人に愛された吉祥寺の老舗喫茶店。昭和22年に和菓子の製造、卸売の会社として創業、昭和33年に喫茶店となり、洋菓子の取り扱いを始めるように。店内の壁面には東郷青児の巨大な絵画が飾られていました。お店の包装紙やマッチなども東郷青児が手掛けていました。2007年に惜しまれながら閉店。

栞は、昭和35年から39年にかけて買い物客に配られたもの。東郷青児は詩情あふれる少女画で一世を風靡。名古屋の丸栄百貨店のエレベーターの扉も、青児の乙女のデザインで有名でした。