色んな球種がある中で、誰でも投げられる「ストレート」。
この「ストレート」が基本とされ、誰もがこの球種を磨こうとします。
では、「ストレート」って一体どういうボールでしょうか?
まずはカブスに移籍したダルビッシュ投手の動画を見てみましょう~
ダルビッシュ投手の「ストレート」
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キャッチャー目線からのダルビッシュ投手の「ストレート」
(映像がぶれますので、気持ち悪くならないようにご注意下さい!)
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これらの動画を見て、みなさんは「ストレート」がどういう軌跡を描いているように見えますか?
「ストレート」というくらいなので、真っ直ぐにボールが進んで見えますか?
それとも、違う変化をしているように見えますか?
こちらのグラフは、実際に2017年シーズンのダルビッシュ投手の「ストレート」の動きです。

(図: 捕手方向から見たグラフ~重力成分は含まれていない)
(0、0)の位置がボールが真っ直ぐに進んだ時で、本当の「ストレート」というボールです。
ダルビッシュ投手の「ストレート」は、捕手から見て、平均的に左に2.5インチ(6.4cm)、上に10インチ(25.4cm)、ボールが動いています。
重力成分は含まれていないので、実際は上方向の動きを打ち消すようにボールは少し落下します。
サイドやアンダースローなどは別として、右ピッチャーであれば、通常このようになります。
ホップ方向だけでなくシュート方向にボールに力が作用して動いていることが分かると思います。
シュートっていうと、ネガティブなイメージで捉えがちですが、通常は誰でもシュートしています。
もし、真っ直ぐにボールが進んでいるように見える人は、目の「錯覚」でそう見えてしまっているかもしれませんし、
あるいは「先入観」で真っ直ぐ進むと思い込んでいたのかもしれません。
海外では、「ストレート」とは言わず、Fastball(ファーストボール)と呼んでいます。日本では「Straight(ストレート)」ですので、言葉が誤解を生んでいるようにも見えます。
ボールには揚力が働いて、この真っ直ぐ進まない「ストレート」を生み出しています。揚力はボールの「回転軸の方向」と「回転数」で決定されます。
今回購入するボールトラッキングデバイスでは、ボールの「変化量」だけでなく「回転軸の方向」と「回転数」がリアルタイムで分かるので、自分の「ストレート」の特徴や質がどうなっているのか、なぜそうなるのか把握できます。
「ストレート」のボール「回転軸の方向」と「回転数」はピッチャーによって違いますので、「ストレート」のボールの動きは人それぞれ異なっています。
バッターは、ある球速に対する平均的なボールの動きには慣れていますので、
この平均的なボールの動きから外れた方が、バッターを打ち取りやすくなります。
つまり、平均よりもホップする、落ちる、シュートする「ストレート」は、バッターにとっては見慣れていないので、打ちづらいボールになります。
「ストレート」は実は変化球です。
自分の「ストレート」の特徴を知ることにより、バッターの打ち取り方も変わってくるでしょう。客観的なデータや指標があれば、具体的にどう練習すればよいのか、そしてそれがどう変わったのか把握しやすいと思います。
これはプロ野球選手のようなトップ選手だけではなく、むしろ育成段階のアマチュア選手、そしてそれをコーチする方々に必要だと思っています。
「シュート」について書いたブログです。こちらも合わせてご覧下さい。
野球の動作分析・動作指導なら
Baseball Movement Analysis Institute
見学も受け付けています。

