地域猫の死。 | ブッちゃん 笑って…【アメブロ編】

ブッちゃん 笑って…【アメブロ編】

2015年1月、お空へ引っ越した元保護犬ブッチへの詫び状。時々、猫、預かりワンコのこと。

12月5日月曜日昼前

動物愛護相談室から

電話がかかってきました。

 

12月の手術予約の件と

もう一つ

私の管理地域で負傷した猫が

センターに収容されたようで

管理対象の猫かどうか判らないけれど

おそらく助からないだろう

という話でした。

 

 

白キジの雌で耳カット有り。

 

 

場所を聞いて思い当たる猫がいます。

 

 

職員さんから

見に行かれますかと言われました。

時計を見ながら

午後からの予定を考え躊躇しました。

 

 

行って確認しなければ後悔するだろうな。

 

 

話をしているうちに12時になり

昼休憩に入ったので

直ぐ出ますと返事をして

センターまで自転車で向かいました。

 

 

 

 

 
 
 
ママ姉ちゃん。
 
一昨年の9月に手術した猫さんです。
 
2日前に給餌場所のお宅で
ご飯を食べているところを
見たばかりでした。
 
 
猫台帳の写真と照らし合わせ
ママ姉ちゃんと確認出来ました。
 

私が到着するまで持たないだろうと
言われていたのですが
まだ微かに息をしていました。
 
 
対応してくれた職員さんと
話をしている間に
逝ってしまいました。
 
 
 
3頭目。
私が関わった猫さんで死亡や
行方が判らなくなった猫の数です。



 
 
 
地域から野良猫をゼロにしたい
不妊去勢手術を徹底することで
野良猫と呼ばれる猫を増やさない
手術が完了した猫たちを
猫が嫌いな人にも迷惑に思っている人にも
地域猫としてこの子達が生きることを
どうか受け入れて欲しい。
 
そんな思いで活動していますが
 
地域猫と言っても結局は外暮らしの猫です。
ご飯もお水も貰えて
飢えや渇きからは解放されても
死に様なんてこんなものかと。
 
 
 
悔しいです。
 
 
 
外でしか生きられない猫を
ゼロにしないと
今回のような事は繰り返し
起こるのでしょう。
 
 
 
 
 
 
保護をして家に入れる人もいます。
 
見てしまうと可哀相で
放っておけないと
次々保護して家には11頭居る
という方と出会いました。
 
 
私は保護はしないと決めています。
ですが活動していく中で
保護せざるを得ない場合も出てきます。
 
 
5月にママ姉ちゃんが
倒れていたという場所の近くで
保護した子が2頭家に居ます。
母娘で人には馴れていません。

母猫は産んだ子2頭を失くして
娘猫は兄妹を失くしました。

未だ家庭内野良猫状態です。
譲渡も難しいでしょう。
保護。
自分にはこれが精一杯です。
 
 
 
置き餌、撒き餌していく人達がいます。
 
野良猫と呼ばれる猫が
増えても良いと
考えている人達なのでしょうか。

手を差しのべた猫の
末路がどうなろうと
所詮野良猫だから
でしょうか。


今、地域猫活動に限らず
動物に関する問題は
全てが人間の問題なのだと
実感しています。

 
今回の件は町会にも報告しています。
今後もし同じような事が起これば
動こうと考えているとの
返答を頂きました。


ママ姉ちゃん
守れなくてごめんなさい。