5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)は、フィリピンの法人、ロキテクノロジー社が管理しています。ここ最近、また、巨大掲示板の誹謗中傷のご相談が弊所でも増えてきたように感じます。

東京地裁が管轄となりますので、京都や関西地域の方でも、東京の弁護士事務所に依頼される方も多いと思いますが、

債権者面接もコロナウイルスの影響で電話会議でしていただけており、今後も、電話での運用になるのかもしれません。

非双方審尋・送達遅らせ上申での対応、オンライン供託を用いれば、一度も新幹線に乗らずに対応可能で、実費の関係でも逆に有利となります。

また、私は、ロキテクノロジー社のGISの取得代行業者も使わず、独自に入手できる体制を整えており、この点も現在はコストを抑えて実務運用させております(なお、弊所HPの販売ページにたどり着いた方や弁護士の方へは、日本語訳もお付けして4万円(税込み)と可能な限り安価で販売しております。在庫があれば翌日に発送しております。)。

 

しかし、やはりコストがそれなりにかかることと、法律とは関係のない点で技術的に開示できないケースもあります。ログ保存の関係で時間的にも制限時間もあります。このように、結果が出せない場合も意外と多く、外国企業の場合は担保金も30万円となります。クセのある案件で柔軟に対応しなければならないですし、仮処分ですから迅速に対応しなければならず、弁護士としては忙しくなります。

 

また、プライバシー侵害であれば明確な場合が多いのですが、名誉棄損は主張の絞り方的なところで工夫を要します。

 

ただ、経験上、開示後は警察に相談等することによって、警察が実際に対応してくれることも多く、損害賠償請求の通常の民事訴訟も、それまでの関門を潜り抜けてきたおかげで、すんなり認容されることがほとんどで、上記の費用の持ち出しは回収されます。

 

ネット上の誹謗中傷が無くなれば、と思っております。