いい演奏でした

深い味わいのある
それでいて新鮮で独特の音色のからみあう演奏でした。

ドラムもピアノもテナーもベースも
それぞれが自分の世界観を持ち
それぞれの世界に入り込み
なのに
今存在するこの空間で一つとなって融合し
観客としての私達をも取り込んでいく
魅了するに十分な演奏でした。




ピアノの岩崎千春さん。
少年が素直に大人になったような
ピアノも朝日昇る早朝に
小鳥が囀るような美しさを放ってしなやかに軽やかに変幻自在にふるえます。

ドラムの片桐聡さん。
寡黙ですが実に美しくたくましく
ドラムは多くを含んで雄弁に語りかけ踊り振動します。

テナーの木内吉信さん。
華やかさや強さのいらないじっくりと味わえる大人の音色で
深く優しく体中のあちこちに触れてさらに包み込み満たしていくのです。
サックスを自分もこういう風に吹いてみたいです。


ベースの蛯子健太郎さん。
大柄で気さくなお人柄のまま気配りのある女房役に徹し
正確にリズムをきざんでさりげなく場をまとめておられました。

もっともっと他の方たちに聴いてほしい
そんないい演奏でした

牟礼さんのギターはそのお人柄そのもののように
さりげなく弾かれているように見えるのですが
実はすごく難解で苦労の多いことに挑戦されているようです。
いわく「段々と鋭く攻撃的になって」いこうとしています。
そして、音楽的には理解できない私のために絵で例えてくださいました。
丸いものを三角にして描く、それを丸いと感じさせるということでした。

しっかりとした基本を一度ばらばらにして再度組み立てるって
ピカソがやったようなことを
ギターでやってるってことでしょうね。
そのままをきちんと描くことさえ大変なのに
それをあえて崩して自分流儀に組み立てていく意欲に頭が下がります。
偉ぶらず常に広く先を見すえ今の自分に満足せず挑戦し続けておられるから
輝きを放っておられるのですね。

アルコールは店で一切口にしないのですが
本当は飲めるのですって!
でも演奏後の帰途、電車内でみっともない姿をみせたくないのだそうです。
円熟した内からほとばしり出るダンディズムがちょっとした所にも現れます。
こんな感じで年を重ねることができるのなら
若さより大事な何かが備わってくるのなら
年をとることって素敵なことかもしれません。
え?・・私?年重ねて身内に鋭く攻撃的になってます^^;




知らず知らず目を閉じてしまっていつの間にかその曲の中に深く入っています。
と、ハッと心揺さぶるような泣きたくなるような音色に出会います。
何度か目頭が熱くなりました。
それはピアノよりもギターがより美しく優れた音を出した瞬間かもしれません。
身震いするような感じです。

そして、礒さん。
いつもベースを素手でしかもアンプなしで弾いてくださいます。
このくらいの空間だと
逆にアンプはいい音色を出すには邪魔なのだそうです。
なるほど。
納得したのは中牟礼さんのギターと本当にうまく会話しておられるからでした。
お二人の演奏の阿吽の呼吸。
なんとも暖かで安らぐのです。
聞く側にとって
音を出していない時でも会話なさっているのが伝わってきて楽しいのです。

本当にいつも素敵な至福の一時を
ありがとうございました。
今宵。
予約状況から
再び混雑すると踏んで
準備を進めてまいりました。
が、やはり・・。
25人のキャパシティをあっという間に突破しなんと30人を越え
皆様には窮屈でご不便をおかけしてしまいました。
申し訳ありません。
また、同時に皆様のご協力と包容力に感謝申し上げます。
まだまだ努力改善を重ねるべきだと痛感しました。

とにかく今回もなんとか無事すばらしいライブを終えることができたのは
何よりすてきなお客様にめぐまれたことで
辿れば Y's大西善雄田中夕美子ご夫妻のおかげです。
ピアノの廣田ゆりさん、ベースの菅原正宣さんも本当にありがとうございました。
皆様優しい笑顔の方ばかりだったのが強く心に残りました。
ありがたいことです、本当にありがとうございました

心待ちにしていた演奏も直に聴く暇がなく残念ではありましたが
時に耳に届くライブの様子に
励まされ心踊りました。
ライブ前も後も本当に優しく暖かで仲がよろしいのです

特にフリーでいらしたお客様等すし詰め状態のような中にも
怒りもいらだちもなく笑いと穏やかな雰囲気が漂っていたのは
この暖かく朗らかな雰囲気ゆえでしょう。


最後に虫のいいことですが
次回の7月7日七夕ライブはもっともっと居心地よく過ごしていただけるよう
がんばりますので
懲りずに
どれだけよくなったかと覗いてくだされば嬉しいです。
日曜の夜。
サックス奏者の宮田よしさんが、まず、いらっしゃいました。
ベースアンプを依頼していたので
そのことなどはじめ色々なお話しているうちに
ベーシストの多田和弘さん登場。

「何だかお会いするのは初めてでない感じが・・」

本当ですね、私達もそう感じました♪
多田さんはありがたいことにピアニスト石川剛さんをご紹介下さり
お客様として
ドラムの渡久地尚文さんやヴォーカルの小山彩さんまで連れてきて下さいました。
まだできて間もない私達のために
本当に細やかなお心使いありがとうございます。
今回は宮田さんと以前いらして下さったヴォーカルの坂本恵津子さんもお見えになり
これも宮田さんの配慮でしょう。
こういう思いやりの和のおかげで
厳しい流れをなんとか持ちこたえて泳いでいる気がします。


セッションということでしたが
素晴らしい、おたまじゃくしいっぱい浮遊する素晴らしい(再度強調!)ライブでした。
感謝です。
じっくりと私も感動に浸ることができ大満足の夜でした。

お客様も昔アルトやられていた男性、ベースとヴォーカルの仲の良いツッチーさんご夫妻。
そしてこのセッションで一番大活躍された本当に楽器は全く初めてのKさん!
渡久地さんのわかりやすい指導でマラカスとドラムデビューでした



最後はマスターもギターで参戦でした。




楽しくて、笑いの耐えない一時。
この暖かさと自由さを見失わなければ
嵐の大波や大風に砕け、脅威に身をもぎ取られそうな時も
きっと知らず知らず
燦燦と朝日輝く目的の港に着いているような
そんな気がしました。

皆様、今日は本当にありがとうございました。
また、お待ち申しております。
凄くいっぱいお客様がいらして下さって
それは予約電話が殺到した時点で
わかっていたことなのですが・・。

皆様、不手際で対応しきれず
注文さばききれず
大変ご迷惑おかけいたしました。

お客様が皆様寛容で忍耐力のある大人の方々ばかりで
私達はどんなに救われたでしょうか!

秋葉隆行さんの生徒さん。
一様に明るく大らかな方たちだったのは
きっと秋葉さんという方のもつオーラーがそうだからなのでしょうね。
お人柄もとにかく素敵な方で
生徒さんに慕われているのはさもありなん、という感じです。
私も実は秋葉さんのリハーサル時の歌声でノックアウトされてしまいました。

そして誰だって認めている実力お持ちなのに
いつだってひょうひょうと偉ぶらないベーシスト嶌田憲二さん。
嶌田さんは同じ関西出身なのでもっと色々お話したかったのに時間がなかったのが残念でした。

ちなみに、はじめてのピアニスト小池純子さんもそうでしたが
秋葉さんと嶌田さん他優れた演奏者の方たちの共通点がひとつ
最近の出来事でみえてきました。

鋭さを面にあらわして歩いているような男は才物であっても第二流

という司馬遼太郎の言葉があります。
皆さん、どうでもいい他人にまで優しくできるのは
本当に実力ある豊かさゆえで
妙に気取ったり鼻にかけたりする必要がないからなのですね。



それにしても情けないのは
入りきれないでいらしていただいたお客様におことわりする申し訳なさも初めてとはいえ
段取りの甘さなど全てこちらの責任で反省するばかりです。

さばききれない大盛況も大盛況の中
あっという間に約束の終了10時半を過ぎても
ありがたいことにまだまだ続くアンコールの渦に答え
11時前まで全力出し切られた演奏者の方に比べ
私達店側はあまりにお粗末でお客様の対応にアタフタしまくったわけでした。
ごめんなさいね。
そして
会計時に私に代わって笑顔で計算してくださった方々本当にありがたかったです。
ありがとうございました。
お礼申し上げます。

毛利元就みたいな恐ろしく個人的で情けないぼやきの最後ですが。
絶対、次回秋葉さんたちにライブしていただく時は
ワンステージでも客席に座らせていただきたいです。
シークレットゲストならぬシークレットライブ、でもして欲しいわけです。
それでも、ゲーテの言葉に

能あるものは、そっと黙っていよ。そっとしておいてもおのずから現れて来る 

とあります。
ちょっと使い方が変を承知でいえば
どこからともなくそれは伝わって
又今回のようなことになってしまうのでしょうね