NESTO Limit2 実車レビュー



NESTO Limit2の各パーツの紹介と、4ヶ月ほど乗ってみた感想をレビューしてみます。

 第一印象は軽くて静か

まず、一番印象的なのは
「軽さ」と「音」です。
本体重量が9.9kgと軽量なので、とにかく軽い。前に乗っていたルイガノのクロスバイクは11kgちょいですから、そこまで変わるかな?と思っていたのですが、明らかに軽さを感じます。

それから走行時の音。
数年前にハンドスピナーと言う玩具が流行りましたけど、ベアリングの品質によって、シュルシュル摩擦音がするものもあれば、上等なものは
「コォ~~~♪」
と言うダースベーダーの呼吸音のような宇宙感の音をさせていつまでも回転してくれます。

リミット2はまさに、高級なハンドスピナーに乗ってる感覚で、
とても静かな回転音。
「コォ~~~♪」
宇宙船にでも乗っているような感覚で漕がなくも何処までも進んでくれそうな感覚です。

さて、そんな感想はさておき、NESTO Limit2の装備について記録しておきます。

 お買い得な標準装備品

まずはお買い得な、最初から付いてくる標準装備品から
ライト(標準装備)

スタンド(標準装備)

本体価格にライトとスタンドが含まれてるのはかなりお買い得です。
あと赤と白の反射板も付いてます。

 変速機の概要

次にパーツ類
変速レバーはシマノ製
右側で後輪の細かい変速8段、
左側で前輪の大きな変速3段を制御します。合計24段と言うことですが、余程の登り坂以外は前輪の1段目は使いません。前輪は2~3段目、後輪は5~8段目辺りを主に使って走っています。時々、色んな段数で使って上げた方がギアが錆びにくくなるかな、と思って無駄に変速しまくることもあります。

レバーは調整次第かも知れませんが、左側のレバーは少し固め、右側はサクサク切り替え可能です。


シマノのALTUSと言う変速機です。
切り替えはスムースで、入りにくい事はありません。

購入して数ヶ月の間は、シフト制御のワイヤーが伸びて来るらしく、その結果、前輪のギアが2段目で、後輪のギアが8段目の時など特定のポジションで、チェーンがガイドのカバーに微妙に接触して、シャリシャリ擦れる音がすることが有ります。
なので、音に気がついたら、後輪は7段目以下で走るなど、チェーンがガイドに触れないポジションでその場をしのぎ、後でワイヤー調整をします。まずはお店で調整して貰うのが良いと思います。

ある程度走るとまたずれて擦る様になるので、暫くは定期的なメンテが必要かもしれません。

半年位で、ワイヤーの伸びなども収束するらしいのですが、
そろそろ自分で調整出来るようになりたところです。

 クランク、チェーンカバー



クランクの部分は情報なし。
チェーンカバーが付いているので、ズボンの裾が巻き込まれる心配はありません。
ペダルはとてもシンプルな物が取り付けられています。

 Vブレーキ

ブレーキはVブレーキ、ディスクブレーキではないのですが、効きは全く問題なし。
時々前輪のブレーキがキィキィ鳴る事が有りますが、少しだけブレーキパッドの角度をテーパー状(進行方向の前側を狭く、後ろ側を広く)にリムとの間隔を調整すると直るらしいです。

 シートはシンプル

シンプルなデザインでNESTOのロゴがカッコいい。
シートの固さ、フカフカさ加減は買う前に気になっていたポイントで、お尻が痛くなるのが心配でした。
実際に、少し薄めの印象で、最初の数週間はお尻が痛くなって辛かったです。

 お尻の痛みは高さ調整で解決


お尻パッド買おうか、シートの交換を考えるか、ガチの自転車乗りの先輩に相談してみたところ、「一番効くのはシートの高さ調整ですよ」と、根本的な解決策をアドバイスしてくれました。

漕ぐ姿勢で、かかとペダルに置いて漕いだ時に足が完全に伸びきる位、母指球で漕いだ時は少しだけ足が曲がる余裕がある位、この高さにお店の方に見て貰いながら調整したところ、お尻の痛みが全く出なくなりました。
特にお尻が鍛えられた事もないはずで、マイベストポジションとの出会いのお陰でお尻の痛みとサヨナラする事が出来ました。
シートの交換やお尻パッドの事など頭によぎることもなくなりました。

 タイヤは良い物らしい



Maxxis Detonator 700 28C
このタイヤはどうやら高級品らしいです。
タイヤの目利きが出来る程の知識が無いのですが、タイヤがリムと固定される部分の事をビードと言って、ワイヤーが入ってたりするのですが、Maxxis Detonatorはケブラービードと言う、合成繊維を使ったビードが採用されています。
もと化学屋さんなのでここはピンと来るのですが、ケブラーと言えばデュポン社のアラミド樹脂の登録商標で知られていて、ワイヤーより軽量で、非常に強度の高い合成繊維です。このお陰で走行時の軽さを実現しているのかも知れません。

 グリップ部は交換してみたい


最後にグリップ部。
購入前から、ずいぶんシンプルなグリップだなぁ、と思っていたのですが、やはり手首に来る衝撃が大きいのと、持ち方を変える余地がないので長時間乗ると手首が固定されて疲れます。

エルゴノミクスを取り入れたタイプや、バーエンドを取り付けて、持ち方や前傾姿勢などを変えながら乗れる様にしていきたいと考えています。

 グリップは直付け




グリップは22.2ミリのバーに直に取り付けているタイプです。
幅は約130mm(127mm位)
交換時は6角レンチでロックするタイプの物に変えようと思います。

 デザイン&乗り心地Good!

4ヶ月間で約450km、週末のサイクリングが中心で、1日の最長距離は40km程度ですが、NESTO Limit2に乗ってみた感想を交えてレビューしました。

リミット2はデザインもシンプルでカッコいいし、軽くて静かな走りが心地よく、何よりお買い得な価格設定が嬉しい、エクササイズ向けの自転車として素晴らしい物だと思います。


出来れば他社機種のGIANTのEscape RXなどと乗り比べしてみたいのですが、機会があればいずれ挑戦したいと思います。