NESTO Limit2のレビュー
クロスバイクが欲しい理由
・県内のサイクリングロードを走って神社仏閣を巡ったり、写真を撮りに出掛けたい。
・時々やっているジョギングに加えて、気軽に運動したい。
・いつかはビワイチにも挑戦したい。
ちなみにジョギングは月に2~3回、5~10キロを30~60分くらいかけて気楽に走っている程度。そこまで本格的なスポーツ自転車は必要ないかなと思い、クロスバイクを候補に選び始めました。
最初の候補
ネットで有名どころをあたった結果
・GAIANT Escapeシリーズ
・MERIDA Crosswayシリーズ
辺りを候補に調べ始めました。
元々、ルイガノ(LOUIS GANEAU)のLGS-CHASSE EXに乗っていましたが、7年程前に盗難に遭い、自転車なしの生活を送っていました。
当時は街乗りのみで、何の不満もありませんでしたが、
せっかく買い直すので、より軽くてスポーティなクロスバイクを探そうと考えました。
何となくの条件は
・本体 + 装備品で10万円以内。
・車体重量が10kg前後
・タイヤは28C~32Cくらい
・コンポーネントはシマノ製
・デザインはシンプル路線
・現物を見てから買う
2010年頃に前のクロスバイクを選んだときは、新製品を予約購入したため、カタログ写真のイメージと現物が全然違っていた、と言う経験がありました(アイアングレーと言ういい感じの色味を期待したのに、現物は真っ黒だった)。なので今回は現物を見てから買うことにしました。
また、タイヤは街乗りの安定性を重視して28Cにしたので、スポーツ用であれば25C以下じゃないと物足りないのではないかと考えていましたが、2022年現在、ほとんどのクロスバイクは28C以上で、街乗りであれば32C以上と言う感覚に相場が変化していました。
より乗り心地の良い自転車の方が人気があるのか、技術の進歩によって太めのタイヤでもスポーティーな走りが実現できるようになったのか理由は分かりませんが、GAIANTのEscapeシリーズでは独自路線の30Cが採用されていたり、MERIDAのCrosswayも28C は1部のモデルで、32Cを採用するモデルも多いと言う状況に変化していました。
自転車屋さん巡りを経て
何はともあれ現物を見てみないと、と言うことで車で30分前後でアクセスできる自転車屋さん7軒、全て回ってみました。
価格を抑えるために、2022年以前のモデルの在庫を探しましたが、思ったよりも在庫がなく、気に入ったものを見つけ時に買うのが良いと、店員さんにも勧められました。
まずはGAIANTが結構高嶺の花であることが判ってきました。
スタンドやライト、鍵にヘルメット、雨ざらしだと可哀想なのでカバーも付けて…と考えていくと、本体価格は8万円以下くらいで探す必要がありますが、そのクラスになるとコンポーネントがシマノではない、「MS」と言うクラスの物が多く、徐々に選択肢から遠退いて行きました。実際にはEscape R Diskが7万円以下で見付かったりしたのですが、サイズが大きくて乗れなかったりと、ご縁がない結果になりました。
MERIDAは、某サイクルベースにCrossway150と言うオリジナル商品がありました。ドンピシャのスペックでデザインもめちゃめちゃカッコいいと思ったのですが、チェーンカバーが付いていないのと、スタンドやライト等の装備品を揃えると予算ギリギリになりそうなので様子見です。
NESTOって何だ?
そんな中、近所の某チャンピオンにて、NESTOのバカンゼを発見。
6万円以下で車体も10.1kgと軽く、変速機が21段で少し低めのグレードではあるものの、十分なスペック。
デザインもシンプルで何か気になる。
と言うことで、ここで始めてNESTOと言うブランドについて調べることになりました。
ネットで調べると、安田大サーカスの安田団長が、NESTOのクロスバイク、リミット2に乗って200km走る企画とか、日本メーカーで頑張っていることがすぐに分かりました。
団長の映像を何度も観て、どんどん好感度が上がっていきます。
日本メーカーで、価格を抑えながら高い品質のスポーツバイクを作っている所があると知り、応援したくなりました。
NESTO LIMIT2との出会い
そして遂に、自宅からギリギリ通えそうなサイクルショップにて、リミット2の在庫を発見。
車体重量は9.9kg、持ち上げた時の感覚が、本当に軽い。
前に乗っていたクロスバイクが11kgですから、2kgの差がこんなにもあるのかと驚きました。
デザインもマットブラックと言う質感の良い塗装で、高嶺の花だったGAIANT RXと遠目に見たら同じ見映えですw
知る人ぞ知る、と言う感じに惹かれます。
こちらはプレミアムモデルにもかかわらず、先日見付けたバカンゼと同じ6万円以下のお値段でセール中になっている。めちゃめちゃお買い得。
しかも、スタンドやライト、反射板も最初から付属した状態で6万円以下とは、何でこんなに安いのか不思議に思うくらい。
プロの店員さんにもお聞きしたところ、最初は安いだけで品質はそこそこの自転車メーカーかも、と思っていたらしいのですが、実際にお店で取り扱う様になって、品質の高さ、仕上がりの良さが判り、クロスバイクでスポーティーな走りを求めるお客さんにイチオシでお勧めするようになったのだそうです。
今回の自転車選びについても相談したところ、GAIANTのEscape RXか、NESTOのLIMIT2のどちらかになるだろう、と言うコメントを聞くことができ、安心してLIMIT2を選びたいと思えるようになりました。
https://nestobikes.com/products/limit_2-d/
ロードかクロスか?
しかしこの段階に来て、信頼できる店員さんだからと、「いつかはビワイチ」と言う話をした辺りから、
「お客さんならロードを買うべきです。」
と言う、考えもしなかった助言を受けることになりました。
店員さんからの助言
・クロスでビワイチは厳しい
・クロスで200kmと言うのは、安田団長の様に自転車の乗り方を熟知している人だから出来ること
・NESTOなら、FARADと言うお勧めのロードバイクがある。
ドロップハンドルの自転車に試しにまたがってみましたが、確かに前傾姿勢がよりきつく、乗る時の姿勢がかなり違うことは分かりました。長距離を乗ることを考えるとロードバイクが欲しくなる気持ちも分かるような気がしました。
その後、様々な記事を読んだりYoutube動画を観て、確かに最終的には2台持ちになるのかも知れないなと思いました。
街乗りはクロスバイク、本格的なサイクリングはロードバイク。
リミット2の紹介動画をあげておられるシュガさんも、その後ロードバイクを購入されて、メインに乗ってらっしゃるようです。
自分の生活を考えると、9割は街乗りで年に数回あるかどうかの遠出の時のために、ロードバイクを今購入する必要はないのかな、と考えました。
決め手になったのは以下の動画。
フラットバーとドロップの2種類の自転車を2人で交代しながら運転して、Speed(速さ)、Agility(敏捷性)、Stability(安定性)の3つのチャレンジをする内容で、クロスバイクのフラットバーが様々な場面で扱い易く、敏捷性と安定性で優れていると言う結果が分かりやすく紹介されています。
フラットバーロードと言う選択肢
では、フラットバーロードと言う選択肢はどうなのか?
最後まで悩んだのはこの点でした。
すでに団長のファンになってしまっていたので、フラットバーロードもNESTOで探してみた結果、ALTERNA FLATと言う、これまたカッコいい自転車を発見。ドロップハンドルを付け替える事も出来ると言う、将来性を考えると究極の選択肢かもしれないです。
https://nestobikes.com/products/alterna_flat-d/
正直、タイミング良く在庫が見付かったら、ALTERNA FLATを選んでいたかも知れませんが、予算がちょっと上がってしまうのと、在庫が見付からなかったこともあり、最終的にNESTO LIMIT2を選択することにしました。
このセールの間にリミット2の在庫がなくなってしまったら悲しい…と言う思いもあり、完全に気持ちはリミット2に固まっていたように思います。
以上、長々と書いて来ましたが、
めでたく愛車となったLIMIT2。
実際に乗ってみて、乗り心地や気づいたことなどをレビューしていきたいです。