お盆 | 花匠美日記◆阿佐ヶ谷のお花屋さん

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ドイツフローリストマイスターのお仕事日記

こんにちは

ドイツフローリストマイスターの花屋 花匠美の堀江です。

お盆がやってきました。

今日はお盆のお花の話を大田市場のブログか何かで偶然見つけたので

ご紹介いたします。

読んでみると結構面白いですよ。

最近は昔からの話が忘れられつつありますが、物事にはいろいろと意味があり

大切に引き継いでいかないといけないなぁと思います。

■ハスの花
ハスの花は精霊棚にお供えする花として有名です。仏教では「西方浄土の極楽は神聖な蓮の池」と信じられているため、 寺の境内にハス池をつくって植えるようになりました。

■ハスの葉(開葉/巻葉)
ハスの開葉は初物の農作物を備える「水の子」の盛り皿として使われます。仏教ではハスの葉っぱに乗ってお釈迦様に少しでも近づきたいという意味合いがあるそうです。またハスの葉はハス飯に用いられることが多いそうです。

巻葉は塩茹でにして刻み、他の具材やごはんと混ぜ合わせて開葉に盛られたもの、また中華ちまきを蓮の開葉で包んであるものもハス飯と呼ばれるそうです。このハス飯は古くからお盆のご馳走とされていたようです。


■蓮の実/ハス台
ハスは実の入った花床(花中央の黄色部分)に穴があいており、それが蜂の巣に似ていることから「蜂巣(はちす)」の略でハスと呼ばれるようになったと言われます。また、 漢字の「蓮」は、漢名で種子が連なってつくことからとそう書かれるようになりました。夏場の若い実は料理用として使われることも多く、漢方や薬膳料理に利用されているそうです。花が咲き、それが枯れると茶色くなります。また枯れて茶色くなった蓮台はドライフラワーにしてお盆のアレンジに使われることも多いです!

■ミソハギ
お盆の花として有名なミソハギは、精霊花、仏様花、盆花とも言われ、お盆に欠かせない花です。古い記録によると、地域によりミソハギの花穂に水に含ませて供え物に水をかける風習があり、それが禊(ミソギ)を連想させるところからミソギハギと呼ばれ、いずれミソハギになったとされます。この花を飾ることで穢れを祓うことができると言われます。

■ほおずき
ほおずきは漢字で鬼灯と書きます。これはご先祖様をお迎えする際、精霊は提灯の火を頼りに集まると言われることから。ご先祖様が道に迷わないように、このほおずきを提灯に見たててお盆に飾るようになったそうです。夏には毎年全国各地で「ほおずき市」が開かれます。 浅草の浅草寺の 「ほおずき市」は有名です。

■オミナエシ
オミナエシも日本人に昔から馴染みのあるお盆の代表的な花の一つ。秋の七草の一つで供花として多く利用されます。「おみな」は「女」の意、「えし」は古語の「へし(圧)」で、美女を圧倒する美しさから名付けられました。

■菊
西洋において菊は墓参に用いられるため、日本でもこの影響を受けて葬儀の献花や仏様の供花に用いられることが多くなりました。花保ちがとても良いので、長く美しいお花をお供えすることができます。

■スターチス
スターチスもお盆にお供えする花束によく使われています。 スターチスの紫はお釈迦様の座禅の足を意味しており、昔は仏様や位の高い人にしか使いませんでしたが、
亡くなった人へのお供えには紫のスターチスを入れるようになったというお話もあるようです。

■クルクマ
クルクマはお盆に関係ない花のように思えますが、 近年では、ちょうど時期がお盆と合うこと、またその色みと咲き方がハスに似ていることから
お盆にハスの代わりとして使用されることも多くなっています。

■キキョウ
キキョウもお盆のお花。そしてオミナエシと同様に秋の七草の一つです。つぼみは花びら同士が風船のようにぴったりとつながっているため、英語ではBalloon flower。

■トルコギキョウ
お盆の花としても定番化してきました。

■リンドウ
「悲しんでいるあなたを愛する」という花言葉からお盆のお花として使用されるリンドウ。白いお花の中に、紫色や青色のリンドウを一輪でもプラスするだけでアクセントとなり人気です!

■アスター
別名は蝦夷菊。菊の仲間なので、こちらもとても花保ちの良い品目です。

■グラジオラス
菊など他の供花に合わせるとゴージャス感の出る花です。

■リヤトリス
日本に渡来したのは昭和初期で、当時は専らお盆用の盆花として使用されていたそうです。 まっすぐなラインが特徴です。

■鉄砲ゆり
こちらも供花として多く使われるお花。西欧でも冠婚葬祭で好まれるそうです。