【牧場見学】ノーザンファーム早来~追分ファームリリーバレー
日が変わって9/12の火曜日。
全国的に雨だったようですが、北海道も本当にひどい雨でした…。
前半に天気に恵まれただけに、ちょっとこの差に驚きましたが、
そりゃ5日もいれば一日ぐらい雨降りますよね(ポジティブ)
この日ある意味ラッキーだったのは見学予定馬が1頭しかいなかったこと。
アルビオリクス、サラキア、ブライトエンブレム、ロッテンマイヤー、アフィニータが次々と移動。
結局見学となったのはむしろイヤリングから移動してきたミュージカルロマンスの16でした。
ということで、ミュージカルロマンスの16(ディープインパクト)
かなりの雨で厩舎内でも音が響いていましたが、多少ナーバスな顔はしているものの、
とても落ち着いた立ち姿を見せてくれました。
そして何より驚いたのが馬体です。今回、見学に行って一番驚いたのはこの馬ですね。
募集時の細身でやや頼りないぐらいの印象は全く排除されていました。
推進力を生み出すトモが大きく成長しており、そして全体的なバランスも崩れていません。
募集時410kgだった馬体重は459kgまで増加。増えた馬体も本当にバランス良く着いた感じです。
牧場の方も、ディープ牝馬でこういう成長の仕方をしてくれるのは嬉しい誤算。
これなら早いうちから内容の濃い調教を遠慮なくできるので、
他の馬に対してかなりのアドバンテージになるだろうとのこと。
スピード能力は折り紙つきの血統ですが、この馬は骨格的に距離にもある程度対応できそう。
この先大きくなりすぎなければ、兄のように始動が遅れる心配もないとのことでした。
そうなれば目指すは再来年の春ということになるでしょう。
この世代は牝馬がかなりの高レベルになってくると思いますので、中途半端では敵いません。
来年の夏までしっかりこの素質を磨いてもらいたいところです。
ということでなんとこの日の出資馬の見学は一頭で終了。
翌日は、追分ファームリリーバレーからスタートです。
ここでの見学は同行者の愛馬インクレセントの16(ルーラーシップ)
馬体重は430kg程度とのことでやや小ぶりですが、ルーラーシップ産駒らしい緩さは逆に皆無です。
ややトモの薄さは感じましたが、歩かせるとかなり軽やかでしたし、小ささが良い方に向かっていますね。
この母系のイメージもシルヴァースカヤでないほうはあまり大きくないほうが良いようですね。
この世代は良血馬が大量にロードカナロアに流れた影響で、短距離向きの馬が全体的に増えており、
ルーラーシップとハービンジャーのような長距離路線の馬が減っているので、そういう意味では狙い目です。
あとは、この血統からどうスピードを鍛えていくかというところ。
あまり緩さは感じないのはアドバンテージですし、リリーバレーの素晴らしい施設で鍛えていけば楽しみです。