ノーザンファームの牧場見学について | Thoroughbred World

ノーザンファームの牧場見学について

先日、牧場見学の予約についてちょっとした事件がありました。

 

自分の出資馬は予約できたのですが、妻の出資馬アフィニータだけ(NF天栄から直前移動ということもあり追加)

牧場にいながらにして見学ならず。

NF早来が7頭になってしまい、なんとか2枠を確保できたもの、6頭までということになりました。

2泊3日で行きつつも、最終日が運悪く見学休止日と被ってしまい、土日でNFを取るという激戦区に。

 

これはもう十数年やっている一口馬主の中でも初めてのことで、

ここ最近の牧場見学枠争いは本当に熾烈を極め、毎回肝を冷やしながらという感じです。

 

今や一口馬主は競馬ファンの中では主流な趣味となり、SNSの後押しもあって仲間内で見に行くことや、

私のように同じ趣味の方と縁あって結婚して家族名義で複数人で見に行くということも珍しくなくなりました。

 

今回は先日のTwitterでも誤解やあらぬ方向に議論が向かうことがあっただけに、

いろんな立場や多様性を認めつつ、単なる「持てるものと持たざるもの」という議論に向かわず、

やっぱりちゃんと書く場所が欲しいなと思ってまとめてみました。

 

以下、そんなこんなで(割と多いとは思いますが)上記のような見学スタイルを想定した

ある種ポジショントークっぽい感じにはなりますが…。

 

(まあさ、ちょっとぐらい文句の一つも言わせてよ~ぐらいな感じで見てください)

 

非常事態とも言える昨今の見学事情

 

キャロはもう数年前からそうだろということに関してはその通りですが、

募集が始まって早々に物凄い勢いで電話なりメールなりで見学予約をせねばなりません。

今回の空港予約に関しては一縷の望みと託して最後にシルクにお電話だったのですが、

67回めのリダイヤルにて繋がり(←迷惑)「枠なんとか確保できました、おめでとうございます」と言われる始末。

社員さんのやれやれという息遣いが伝わってくるような本当に大変な時代になったなと思います。

(こんな経験は学生時代のライブチケット合戦以来です)

 

色々な理由があるとは思いますが、競馬ファンに中に一口をやる層が増えたことと、

ノーザンファーム提携にシルクが入ったことでパイの奪い合いは激化。

特にシルクはノーザン提携前の客層からガラッと変わったと思います。(そして私もその一人)

 

行動力のある(褒め言葉)若者や華やかな女性一口の登場は一口業界、ひいては競馬界にとっても

手放しで喜ぶべきところですが、受け入れ側のパイが変わらなければ需要ばかりが伸びていけば、

そりゃ行きづらくもなりますね。

 

牧場見学のためだけに北海道に行く(時には日帰り)行為も一般の方々からは変態と揶揄されましたが、

もはやそうでもしないと見学ができない世の中になったのかとさえ思います。

 

 

始めたころの牧場見学はどうだったのか?

 

と現状を嘆くからには過去はどうだったのかと言うと、私の始めたころは時間も選びたい放題でしたし、

坂路コースを紹介してもらったり、とねっ子を見せてもらったり、

果ては今年の本家はどうしましょうなんて応接室に引きこもり一緒に募集馬の考察なんかもしたりしました。

 

私が募集時に付けている★評価も何度も牧場に通い、色々と勉強をさせていただいたものが元で、

これだけ重賞を勝たせていただいたのも結局はこの時代に貴重なお話を得る機会に恵まれたことが

最大の要因であると思っています。

 

 

長きに渡ってできていた一種の棲み分け

 

昔から掛け持ちは一定数いたとは思いますが、本家と小口の棲み分けはかなりできていたと思っています。

その主たる原因は本家のほうが圧倒的に走っていたことでしょう。

多頭数持つタイプの方もいらっしゃいましたが、4,5クラブを掛け持ちしながらも、各クラブに4,5頭までで、

だいたいは馬選びのセンスの良さから勝ち上がり率が高く現役頭数がどんどん増えていくタイプ。

ここまでノーザン一強というのは近年になってからの話で

割とバランス良くいろいろな牧場に出資馬を持っている方が多かったように思います。

(ノーザンファームを愛していてもルール上の問題でそうならざるを得なかった)

このスタイルだと、毎年ほとんどの馬は少なくとも脱北はしており、見学頭数は常識的な範囲内だったでしょう。

 

今でもベテランの方では他クラブの「村」を荒らさない。

一種の品格のようなものをお持ちの方が多かったように思います。

(品格という言葉を使う人間が一番品がないのは重々承知の上で)

 

翻って現在。

特にシルク(まあキャロも相当数ぶっこむ方はいらっしゃいますがルール上シルクのが重いので)という

最も庶民的な口数のクラブでそれとは真逆な状態が生まれています。

 

別に多頭数買うことそのものが悪いことではありませんし、

ルール上認められた行為なので本来的にはとやかく言われる筋合いはないのはごもっともな一方、

そのスタンスが多くの’庶民的な’会員からヘイトを集めていることは事実でしょう。

(募集時は本当にこういう話題が多くなりがちです)

 

そんな人と牧場見学の日程が被ったらもうアウトです。

(それができるシステムをシルクが構築しある種株式会社としての使命はちゃんと果たせたのでしょうけど)

 

 

 

激戦に輪をかけた1枠30分3頭までシステム

 

直近のホットな話題としてはやはりこれでしょう。

このシステムはキャロの公式で公開された新ルールですが、その後シルクでも登場し、

本家には書かれていませんでしたが(本家だけで同じ牧場に4頭以上いることが稀)実質搭載されています。

 

しがらきは30分5頭だそうですし、これまでのルールでは他の牧場も実質的にそうだったと思います。

確かに移動時間を含めて相当ゆっくり見れば超えてしまうこともあるでしょうけど、

特にサバサバとした性格の私はまあ十分な時間です。

 

これまでも7頭を45分で見たこともありますし、30分3頭はあまりにもゆとりありすぎじゃない?と。

1頭あたりにかける見学時間は人それぞれですし、

頭数にこだわるのではなく、単純に時間で区切ってしまえばいいのにと思います。

 

 

 

簡単に変えられない現代の飛行機予約と宿予約

 

最近の飛行機。

これもまた安いチケットと正規料金の差が大きくなり、使用機材のダウンサイズ化もあって、

マイルでの予約や旅割などは競走は激化しています。

 

見学休止日が後から飛び込んでくることが多く、そうなるとてんやわんや。

1年のサイクルを掴めばなんとなくこの日は危険だということを見抜けますが、

かといって完璧に避けられるわけもありません。

かなり先の日程でも休止が決まっている日程はあるわけで、そういうのは早く公開してもらいたいですね。

 

 

 

ここまで来て結局の何が必要かというと、

短絡的には…「ノーザンファームさん人増やしてよ…」ということです。

 

一番にして最大の効果がある解決策はこれでしょう。

 

ちょっと前にTwitterにも書きましたが、これ以上需要と供給のバランスが崩れたら、

メルカリで見学の権利を売ったりとかいろんな悪い事件が起きそうな気がします。

そんなことにならないように何らかの手を打っていただきたいものです。

 

一口の村がギスギスすることなく、うまく皆が楽しめるようなシステムが改めて構築されることを

それなりの期間住んできた一人の村民(老害w)として願います。