シャイニングレイ&ブライトエンブレム、揃って弥生賞挑戦! | Thoroughbred World

シャイニングレイ&ブライトエンブレム、揃って弥生賞挑戦!

今年に入って2ヶ月経ちましたが、これほどアツい競馬がやってくるとは思いませんでした。
明日の皐月賞トライアル・弥生賞(GⅡ)にシャイニングレイ、ブライトエンブレムの2頭が挑戦。
ともに上位人気とこれほど燃えることはそうそうありません。



まずは、シャイニングレイ。

前売りオッズを見ても2倍台前半と少し抜けた人気で一番人気となっています。
前走のホープフルSはわずか1戦のキャリアながら、好位でじっくり待って直線でも楽に抜け出す競馬。
危なげなく文句なしの勝利だっただけに、ここでの人気も頷けます。

レース後は、ゆったりと放牧に出して、一旦緩めることとなりました。
軽いソエもあって、全くの順調という感じではなかったのですが、
厩舎に戻ってからも、一週前に猛時計を出しているように、現状の仕上がりとしては文句ありません。

大飛びな馬で、雨で馬場が渋ると正直どうかな?というのもありますし、
先行馬で他の馬の最大目標となる馬ですから、ここで跳ね除けるようならいよいよクラシック制覇に
王手と考えていいのかもしれません。

非常に注目度が高く、かなりの人気を集めていますが、今回は重賞勝ち馬7頭の超好メンバーだけに、
そんなに甘くないでしょ?というのが本音。
どうしても勝たなければならない立場ではないですし、
トータルで見て次につながる競馬を期待したいですね。




続いて、ブライトエンブレム。

こちらは、昨年暮れの朝日杯FSを敗れて以来の競馬になります。
中間は共同通信杯挑戦のプランもよぎりましたが、ここは小島茂先生がストップをかけてくださって、
きっちり弥生賞へ向けて仕上げるという選択をしてくれました。

ただ、一週前の段階で左トモに疲れが見られて、正直調整が狂ったのは事実。
それでも日曜日、水曜日と取り返すようにきっちり仕上げてくれたと思います。

明日は、ブライトエンブレムにとっては、展開がカギになりそう。
前走は脚を溜められずに早めに上がって行って最後はタレてしまった印象だけに、
今回はどうやって乗るのか難しいところ。

後方のままで直線差し切れるメンバーではないですし、ペースも落ち着いてしまうと思うので、
仕掛どころが注目のポイントとなりそうです。

こちらは賞金的には微妙な立ち位置で、少なくともダービーは現時点でほぼアウト。
2着でいいので、なんとか権利を取ってすっきりした気分でクラシックへ向かっていただきたいですね。