スピリタス、奇跡の復活 | Thoroughbred World

スピリタス、奇跡の復活

2010年6月の湘南ステークスから2年近く、勝ち星から遠ざかっているスピリタス。
昨年の米子ステークスを2着のあと、秋から惨敗続きで年齢的にも苦しくなってきたかなと思っていましたが、
土曜日の京都メイン・都大路ステークス(OP)で11番人気の低評価を覆してハナ差2着。
彼らしい末脚で久々に直線で声が出ました。


前走は3コーナーからズルズルと後退して悪夢のタイムオーバー。
昨年夏までの内容からすると明らかにレベルが落ちていた昨秋の2戦を見ると、
本当にここまでなのかとさえ思っていった上に休み明けであの内容だったので、正直覚悟もしていました。

しかし、この季節になると調子を上げてくる彼らしく、パドックでは元気だったころのイレ込みっぷり。
さらに、スピリタスらしからぬ毛ヅヤの良さにもしやと思ってレースを見守りました。


レースでは、前走の反省を生かして、中団より後ろでじっくり脚を溜める展開。
これまでのスピリタスであれば掛かってしまうところでしたが、ジッと我慢して、
馬群の中で折合いがピタリ。首を伸ばしてスイスイと気持ちよさそうに追走していきます。


このもしやは最後の直線で実を結びます。
直線でスムーズに外に出すと、内でぎっしり争う各馬を大外から捕らえに掛かります。
抜出したのは1番人気ネオヴァンドーム、そこに鼻づらを並べにかかったところがゴールでした。


強かったころのスピリタスらしい末脚とスピリタスらしい僅差2着。ちなみにこれでハナ差負けは3回目。
10個目の銀メダルは久々に彼らしいところが見れたという意味では最も嬉しい銀メダルかもしれません。


この馬だけはとにかく無事に、1戦でも多く、1日でも長く現役を続けてくれることを祈ります。