命がけの入厩 | Thoroughbred World

命がけの入厩

地震、津波の甚大な被害に遭った東北地方。
宮城県にある山元トレーニングセンターも大きな被害を受けた施設のひとつ。
山元トレセンは場所的にも太平洋側に位置し、海岸に近くすぐ近くまで津波が押し寄せたようで、
周りは壊滅的な状況のようです…。

さらに物資もない状況の上、ガソリン不足に見舞われすぐに山元トレセンを出るのも難しい様子。
そんな中でも被災地に向かった数台の馬運車でヴァーゲンザイルが美浦トレセンに戻ってきました。

主要な道路が使えない状況の中での輸送だっただけに大幅に時間がかかってしまったようですが、
ヴァーゲンザイルは動じることなく帰ってきてくれたようで安心しました。

馬体の回復が遅れているように見えただけに、正直輸送に時間がかかってしまったというのは残念です。
今後レースを繰り返し使っていくことを考えると、馬体の維持に気を使うタイプのように見えますので。


ただ、このような状況の中で「馬を輸送する」ことを選んでくれたというのに感謝しなければなりません。
現時点で3月中の中山競馬が中止という状況で、4/2の山吹賞を目指すヴァーゲンザイルにとっても
そもそも開催されるのか、山吹賞が番組に組み込まれるのかと全く不明なところが多すぎます。

今後どのように日常に戻っていくのか不明な状況ですが、
こんな中で選んで戻してもらえた、チャンスをもらえたわけですから、
全力を尽くしてレースへ向けて仕上げていってほしいものです。

今回の輸送については田村師のブログを読んでいただければどれだけ大変だったか分かると思います。