乗り替わりの先には | Thoroughbred World

乗り替わりの先には

土曜日の富士ステークスにGⅠ出走へ最後の望みを託したスピリタス。
そこには思いも寄らぬ現実が待っていました。

富士ステークスに出走のスピリタスでしたが、レース前に柴田善臣騎手落馬のアクシデント。
負傷とのことで乗り替わりとなったわけですが、27人中17人の鞍上が決まっており、
逆の意味で選ばれし10人の中から乗ってくれる騎手を選ばなければならない厳しい状況となりました。


とにかく乗り難しい馬であることは今までのレースが示すとおりで、
選ばれた山田信大騎手も折り合いに気をつけてという指示を受けていたようです。
しかし、この騎手JRA64戦0勝【0-1-2-61】という平場すら勝ったことのない騎手。
さすがに荷が重い気がしていましたが案の定。

レースではスタートでやや出負け。
すぐに行き脚は付きましたがジョッキーが怖がって少しもポジションを上げられず、
今までに経験したことのないほどのシンガリぽつん。
マイネルファルケしかいなかったためにレースはそれほどハイペースにはならず、
終いの末脚比べになりますが、そうなると馬群は密集するもので、到底インを突くことなどできません。

直線に入ると、満を持して大外ぶっぱ。
メンバー中最速の上がり33.3を使って追い込むも6着までという不完全燃焼に終わりました。

今回は臨戦過程にもやや疑問が残っていましたが、能力の一端は示してくれたかなぁという内容でした。
ただ、正直言ってマイルCSに出られるとしたらやはり今年だと思っていたので、本当に残念です。

来年になればスピリタスもいよいよ6歳。
この敗戦は彼のキャリアにとっても本当に痛い一戦になってしまいました。

レース後、改めて岡田師よりマイルCSは諦めるというようなコメントが。
一番マイルCSへの出走にこだわっていた岡田師からこういうコメントが出るのも残念でなりません。
寒くなると毛ヅヤの悪くなるスピリタスだけに、今後は状態を見ながらということになりそう。

出るとしてもマイルCSの次週に府中で行われるキャピタルSでしょう。
できることならば京都金杯あたりを目指して欲しかったですが・・・。
春まで休養で少ないチャンスをものにして今度こそGⅠ、今度は安田記念出走を目指すことになるでしょう。
ことごとく運のない馬。今後はわざわざ関東に遠征しなくてもいいように、
関西でアンカツさんなり武さんなり、折り合いのつくジョッキーを固定してもらいたいものです。