阪神ジュベイナイルフィリーズ(GⅠ)-回顧 | Thoroughbred World

阪神ジュベイナイルフィリーズ(GⅠ)-回顧

01.◎アパパネ(2)
02.△アニメイトバイオ(5)
03.△ベストクルーズ(6)
04. ラナンキュラス(4)
05.○シンメイフジ(1)
13.▲タガノパルムドール(7)

~昨年の借りを返す栗東留学の優等生、関東に待望の新星誕生の予感、アパパネ~

最後に枠入りのアパパネが嫌がり、ゲートで待たされる時間が長くなった結果、
出遅れる馬が多数出た。特にシンメイフジ、他にもメルヴェイユドール、ラナンキュラス、カレンナホホエミなど。
逃げ馬がおらず、逃げたのはスピードがあるジュエルオブナイル、2番手にパリスドールがつける。
好位からメイショウデイム、モトヒメ、サリエルなどの人気薄の馬たち。
直後の中団の前にアニメイトバイオ、グローリーステップ、ステラリード、
さらに少し離れてラナンキュラス、外からアパパネと続きここまではほとんど固まらずバラバラ。
後方に馬群ができて、カスクドール、タガノパルムドール、ベストクルーズ、メルヴェイユドール、
さらにシンメイフジ、タガノガルーダ、カレンナホホエミ、殿からタガノエリザベート。

平均的なラップを刻みながらかなり縦長の展開。
中団までは馬群を捌くのが楽だが、後方から差を詰めて突っ込んでくるには厳しい展開となった。

4コーナーを周っても前の馬はほとんど手が動いていない。
直線に入ると内外一気にバラけてどこからでも突っ込める展開、
4コーナーで外に持ち出せなかったアパパネは仕方なくインに潜り込んできた。
もう一方の人気馬シンメイフジは後方で絶望的な位置取り、タガノエリザベートも無理がある位置。
インに潜り込んだ先行勢メイショウデイムとモトヒメが一瞬見せ場を作るが、
そのすぐ外から有力どころが一気に伸びてきた、アパパネとそれを追うアニメイトバイオ、
さらにはラナンキュラスとベストクルーズも追いかけるようにして実質この4頭の競馬になる。

抜け出したのはその中で最も早く仕掛けたアパパネだった、坂を登っても脚色は全く衰えず突き放す。
一瞬脚色が鈍ったアニメイトバイオにベストクルーズが迫るが、これも脚色が同じになってしまう。
それらを追いかけたラナンキュラスも前の馬以上の脚はなかなか使えない。
外からやっとタガノエリザベートとシンメイフジが突っ込んでくるが時すでに遅し。
結局、アパパネがアニメイトバイオの追撃を楽に凌ぎきり3連勝で2歳女王の座に輝いた。
2着にアニメイトバイオ、3着ベストクルーズ、1番人気○シンメイフジは5着に敗れた。


◎-△ 馬連 20.5倍的中
◎-△-△ 三連複 59.8倍的中


今週も涼しい顔をして、おいしくいただきました^^
△で抑えた馬が本当に良く絡むなあ、絶好調♪



優勝はアパパネ。

パドックでは落ち着いていたが、枠入りは嫌がってしまった。
レース前の消耗がないか心配だったが、案外出遅れることもなく、しかも折り合いも心配するほどではなかった。
道中は中団だったが後方馬群が固まったことにより、馬群を捌くのはずいぶんと楽だった。
直線に入ったところでバラけたので無理に外を回すようなことはせず、三浦皇成が開けた馬場の真ん中に突っ込む。

結果的にはこれが正解だった、内外の差はそれほどなく、内の馬場でも脚色が鈍らないパワーを持っていたため、
アパパネにとってはベストな選択だったのではないかと思う。
この馬の武器はやっぱり勝負どころでスパッと抜ける切れ味、一瞬のキレでセーフティリードを広げた。
あとは後続を凌ぐだけ、アニメイトバイオをきっちり凌いで快勝を飾った。

蛯名にしては久々にスムーズなレース運びで好騎乗。大外枠をスムーズに捌いたファインプレーだった。
今後もこの馬の武器である一瞬の切れ味を生かして牝馬のトップレベルでやっていけそう。

疑問が残るのは血統的な成長力というところか、桜花賞までは主役か。




2着、アニメイトバイオ

前走の反省からかスタート後内田は押して押して前のポジションを取りに行った。
ここがシンメイフジやタガノエリザベートあたりとの運命を分けたところと言っていいだろう。
好位の後ろにつけて多少掛かり気味だったものの、まぁまぁ許容範囲。

4コーナーを周ったところで外に出そうとするが、壁があり慌てて皇成が開けた内へ突っ込む。
直線に入るところで少しズブさを見せてしまい、なかなか早めに上がっていけなかったが、
アパパネと併せ馬にになってエンジン点火、アパパネのスパッときた切れ味に屈したものの、
最後までしっかりとした脚取りで駆け抜け後続を封じ込めた。

勝ち馬との差は直線の入りと瞬発力やズブさといったファクター。
能力は互角だがなかなか乗り難しいところがある馬かもしれない。




3着、ベストクルーズ

初めてパドック(テレビ)で見たが予想以上に細くて非力な印象だった。
デビュー戦から4戦連続で馬体が減り続けているように、使い減りするタイプでもう少し体重はあっていいはず。

道中はアンカツ謎の後方待機策、スタートがあまりよくなかったとはいえこれはひどい。
折り合いに専念していたとしてもあれはないだろう。
運が良く4コーナーを周った後にインがぽっかり開いたので、アパパネ、アニメイトバイオの後ろから追撃開始。
いい感じに目標があってレースがしやすい展開だったが、並びかけようかというところで脚色が同じに。

運に恵まれないが能力は十分ある印象。とりあえずじっくり馬体を戻して改めて期待したい。





4着、ラナンキュラス

こちらもアパパネの少し前の中団待機。ずっとインコースを走っていた。
常に外に馬がおり外に持ち出すことができなかったが逆に内で脚を溜めることができたのは好材料だった。
直線に向くとちょうどいいところに目標になる馬がいて、それを目掛けてスパート。
脚が溜まっていた分、追いつくまでは良かったが、最後は振り切られてしまった。
現状では上位の馬たちとは差がある印象、あれだけ最高の立ち回りをしてアレでは。



5着、シンメイフジ

パドックからところどころ入れ込んでいて嫌な感じはしていた。
いざレースになると、ゲート内でジッとしておれず、案の定出遅れで大きな不利を背負ってのレース。
結局後方からのレースとなり、全てが後手後手に回ってしまう残念なレース。

直線に向いても中途半端な位置取りでどこを通るのか迷っていたように思う。
最近の岩田が残念な理由、とにかくレースの流れに乗せるのが致命的に下手、本命では買えないジョッキー。



13着、タガノパルムドール

後方待機というところで終わってしまった。
直線に向いても前のシンメイフジにフラフラされて、どうしようもなく全く伸びる気配なし。
経験が浅いだけに、条件が揃ってくれないとなかなか厳しい。