菊花賞(GⅠ)-予想 | Thoroughbred World

菊花賞(GⅠ)-予想

まあ、とにかく難しい。
昔は全GⅠの中でトップクラスに堅い決着が多いと言われていた菊花賞だが、近年は大荒れも多く宝くじレースになってきた。
というのも、日本のレース体系から明らかに長距離馬が活躍できるフィールドが狭くなっており、
特にサンデー以来中距離馬が中心になっているケースが多い。

さて、今年のメンバーは例年とは一味違う。
クラシックで善戦してきた馬が1番人気というケースだが、なんと言ってもその1番人気が逃げ馬。
逃げ馬自体がこのレースで絡んでいるわけではないが、1番人気となると話が違うだろう。

道中は自分のペースでレースをさせてもらえても、勝負どころからは好きにさせてもらえない。
「光る逃げ馬は百害あって一利なし」で、後方勢の台頭まで考えられる非常に難解な一戦になりそうだ。

今回は内から見ていこう。

1.スリーロールス

前からレースを進める脚質だが、今回は控える競馬を示唆。
1800mまでしか勝ち鞍がなく、ダンスインザダーク産駒ながら、スタミナに疑問が残る。
状態面には自信がありそうで、当日落ち着いていればヒモ候補には上がりそう。


2.◎シェーンヴァルト

長らく勝利からは遠ざかっているが、レコード勝ちをしたデイリー杯は京都競馬場。
早目から菊花賞を目標に置いており、札幌記念では明らかに仕上がり途上、神戸新聞杯は前が壁で追えず。
新聞紙面上では、後方からのレースをとなっているが、今回は反省を生かして中団より前でレースを狙う。
調整もハードに追って、直前はゆったりとした感じ。
ジャングルポケットのエリシオで長距離のスタミナ比べ向き、仕上がりも良く今回は一発ありそう。


3.フォゲッタブル

ダンスインザダーク×エアグルーヴで血統的に大きな注目を集めるが、能力的にはちょっと厳しい。
セントライト記念でギリギリ権利を取ったレベルであくまで挑戦者。
血統的な長距離適正からどれほどのレースができるか。


4.トライアンフマーチ

スペシャルウィーク産駒だが、母がキョウエイマーチで3000mはいかにも長い。
2着の皐月賞は乱ペースに乗じただけで、結局能力はいまだに分からず。
京都での勝ち鞍がなく、気性的にも狙いづらい。


5.アンライバルド

春競馬で高い能力を示すも、そこからの成長力がないのがバレークイーンの仔。
ハリがなかったものの、472kgと馬体を維持して望んだ神戸新聞杯は末脚の持続力がなく脱落して4着。
脚質的にも末脚が持続するタイプではなく、一瞬の切れ味で勝負するタイプ。
菊花賞には明らかに向かないタイプの馬、人気も背負ってるしわざわざ狙う必要はない。


6.イグゼキュティヴ

川島君が久々にGⅠに出走。この馬が来るようなことがあったら大変なことになる。


7.△ヤマニンウイスカー

福寿草特別でリクエストソングとハナ差の勝負。札幌で勝ち上がり3勝で出走権を得た。
前走は完全に包まれて全くレースにならず参考外とはいえ、
前走が条件戦で馬券に絡むことが出来なかった馬は過去10年で一度も馬券に絡んでおらず、
また中1週というローテーションも割引、これを買うのは完全に趣味の範囲。


8.アントニオバローズ

ここで来てしまったらショックだが、さすがに買えない。
ノドの不安があるといいながら、わざわざ3000mの長丁場で狙う理由が分からない。


9.○リーチザクラウン

正直言って、対抗評価も他に印が打てなかったから。
前走のレースぶりから、菊花賞で控える競馬をするのはもはや不可能となったと考えるのが自然。
自分のペースで行ってどこまで粘れるかというところだろう。
馬体や父の血統的には長距離に向いているのは間違いないが、何せ気性が気性。
さらに、神戸新聞杯で馬体を18kg減らしており、どう考えても反動が出そう。
(現に未勝利勝ちから18kg減らしたきさらぎ賞の次のレースでは・・・)

また、3-4-0-1というキャリアを2000m以上に限定すると0-3-0-1と勝てていない。
こういう状況で本命に推すことはやっぱりできず、対抗評価まで。


10.キングバンブー

勝ち鞍が全てダート1700m。これは圏外。


11.△セイクリッドバレー

ちょっと能力不足かなぁというところは否めないが、相手なりの印象が強く一応抑える。
中間長めを乗り込んでスタミナを鍛え、ステイヤー仕様にして臨む一戦。
有力どころが早めにリーチザクラウンと捕らえに行って泥仕合になれば浮上もありえる。


12.△セイウンワンダー

距離適正に疑問があったが、7分のデキだった前走でそれを払拭して見せた。
休み明け+12kgの弥生賞、泥んこ馬場で参考にならないダービー以外は崩れておらず、底を見せていない。
末脚のタイプもスパッとタイプではなく長く良い脚を使えて、菊花賞向き。
脚質に自在性はあるが、折り合いに専念するためおそらく中団からのレースになるだろう。
こちらもスタミナ比べになるような厳しい展開で浮上の可能性がある。


13.キタサンチーフ

気性が激しく、陣営も明らかに距離に不安を唱えている。
内に入って脚を溜めることができれば良かったが、それも叶わない外枠では。
この馬がリーチザクラウンにどれだけ圧力をかけるかでレース展開が変わりそう。


14.△イコピコ

前哨戦の覇者。レコード決着の競馬を外から突き抜けて圧勝した。
ただ、この馬は馬体が軽く、いかにもトライアル向きの馬な印象が強い。
末脚のタイプもどちらかと言うと切れで勝負するタイプで、持続できるか疑問。
人気は背負っても抑えまで。


15.ポルカマズルカ

牝馬の出走驚いた。
ヨコテンも、前走で長距離の条件戦を勝ってきた馬も狙い目なんだけど、
3kg増で牝馬では・・・ね。


16.▲ナカヤマフェスタ

こちらは東の前哨戦の覇者。
この馬も造りが軽く、休み明けで好走するタイプに見える。
皐月賞は乱ペースに巻き込まれて8着、ダービーは泥んこ馬場で差せない流れを4着とともに展開に恵まれない割には、
上位に食い込んでおり、どんなレース展開になっても格好をつける根性がある馬。
外枠からの発走だし、関西圏へ初めての輸送で折り合いの心配があるので、当日の気配は要チェック。


17.アドマイヤメジャー

セントライト記念は明らかにアンカツのヘグりがあって参考外。
まともなら少なくともフォゲッタブルは交わしていた。
能力的には通用しておかしくないが、末脚が切れるタイプな上、距離に限界があるアグネスタキオン。
穴人気するようなら狙いづらい。


18.☆ブレイクランアウト

前走の朝日チャレンジCの末脚はお見事、同世代に入ればあの脚はトップレベルであることは間違いない。
ただ、この馬も末脚のタイプはキレるほうで、持続力という意味では少し疑問が残る。
距離不安説もあり強気にはなれないが、案外それは克服してしまいそうな気もする。
母父のフレンチデピュティの産駒、アドマイヤジュピタが天皇賞・春を制したのはつい最近のこと。
京都の長距離戦らしく、厳しい展開になるとアメリカのダート血統は粘りで台頭するケースは多い。

()内は前日最終人気-オッズ
◎シェーンヴァルト(12-34.1)
○リーチザクラウン(1-3.9)
▲ナカヤマフェスタ(4-9.9)
△ヤマニンウイスカー(11-27.9)
△セイクリッドバレー(15-44.7)
△セイウンワンダー(5-13.3)
△イコピコ(2-5.1)
☆ブレイクランアウト(10-21.8)

◎軸○▲△△△△☆馬連、ワイド
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