優駿牝馬(GⅠ)-回顧 | Thoroughbred World

優駿牝馬(GⅠ)-回顧

1.◎ブエナビスタ
2.△レッドディザイア
3.△ジェルミナル
4. ブロードストリート
5.○ディアジーナ
9.▲ダノンベルベール

~絶体絶命の悲鳴が、一瞬にして歓声に変わる、届くか、届くか、届いた!二冠達成ブエナビスタ~

ルージュバンブーがスタート後ヨレて少し後方へ。内からヴィーヴァヴォドカがハナを主張も、
デリキッドピースがすぐさま突き、前の争いは少し激しくなる。
好位集団はディアジーナ、フミノイマージン、ハシッテホシーノ、ダイアナバローズ、マイティースルー、
ジェルミナルなどが殺到し一団、
ツーデイズノーチス、レッドディザイア、ブロードストリートが好位後ろの中団グループ、
そこから少し離れてサクラローズマリー、ダノンベルベール、パドブレ、後方3頭目にルージュバンブー、
後方から2番手ブエナビスタ、殿にイナズマアマリリス。

ヴィーヴァヴォドカの逃げは1000m61秒、オークスにしてはまずまず速いペースで引っ張る。
ただし、後ろは離れているのでややスローという感じ。
馬群はそれほど固まることなく4コーナーにかかる、後方の馬は詰めるのに時間が掛かる厳しい展開。

ヴィーヴァヴォドカにデリキッドピースが襲い掛かり、さらに外からディアジーナが迫る。
その間を突くように絶妙のスパートでレッドディザイアが一気に先頭に躍り出る。
2番手以降との差はグングン開いて、誰の目にも勝ったかと思えたほど。
2番手に粘りこみを図るディアジーナをジェルミナルが捕えて2番手に上がる。
その外、大外からインに切れ込みながらブエナビスタがものすごい末脚で追い込んでくる。
あっさりと2番手集団を捕らえて、さらに前のレッドディザイアを捕らえにかかる。

その差3馬身、2馬身、1馬身・・・ほぼ並んだところがゴール。
結果、ゴール前ギリギリで差し切ったブエナビスタに軍配が上がり春2冠達成。
レッドディザイアはまたもや2着、ジェルミナルが3着に入り桜花賞のままの1,2,3の結果となった。


三連複12.5倍、的中

いや、的中と言えるのか・・・。
しかし、この2頭は改めて本当に強いのかも知れん、ブエナビスタも強いがレッドディザイアも強いな。



優勝、ブエナビスタ

この馬のセールスポイントはどんな状況になっても自分を見失わない冷静さにある。
しかも、ゴール前で並んだら必ず差し切ってしまうのだから、乗ってるほうとしては心強い。

パドックでも落ち着き払ったような古馬の風格さえあった。
馬体が特に目立つタイプではないだけに、調子の良し悪しの判断が難しい馬ではあるが、
これだけ安定してあんな末脚が使える牝馬はそうそういるもんではない。

レースは後方2頭目から。あれだけの落ち着きがあるなら中団からでも全然OKな気がするんだが。
直線に入ると、桜花賞同様、絶望的な位置からのスパート、しかし、2番手集団を捕らえるともう一段ギアを上げる。
どう見ても負け試合をひっくり返してしまうのだから、頭が上がらない。
ノーザン的には、凱旋門賞に行きたいみたいだが、3歳牝馬に・・・という意見もあるだろう。

ただ、挑戦を繰り返すことでしか、日本馬が世界一の扉を開くことはできない。
ぜひ挑戦してほしいし、その資格のある馬。





2着、レッドディザイア

パドックでは少し落ち着きがなかったが、まぁ許容範囲と言えるくらいだった。
馬体はここにきてモデルチェンジしたかのようにグッと引き締まり、2400mに対応できる体つきになっていた。
レースは中団から、直線の抜け出すところまで、意のまま理想通りの競馬だった。
抜け出してからフワフワするところもなかったし、脚色が鈍るようなことも全然なかった。
ただ、勝った馬が強かった。本当にそれだけ・・・、仕方ない。

しかし、四位×3歳馬×東京2400mの相性は抜群だなぁ。
来年以降も注意したほうがいいかもしれん。




3着、ジェルミナル

やはり、距離が伸びたほうが良いタイプだったのかもしれない。
終始、外を回らされながらもそれでもディアジーナ、ブロードストリート以下を完封してしまうのだから。
前の2頭はやはり今年のメンバーでは規格外だけに3馬身の差をひっくり返すのは今のところ無理っぽい。

中間で飼い食いが悪くなるようなアクシデントがありそこで評価を下げたが、本番では+6kgで登場。
繊細な牝馬の扱いについては定評のある藤原英師の見事なリカバリーだった。
馬自身の状態も良かったし、なんとか力を出し切れる状態であったのが、この結果に結びついた。




4着、ブロードストリート

正直マイラーだと思っていた。
最後はいい脚を使って良く差を詰めているだけに、この馬の能力も侮れない。
中団から馬群を縫いながら伸びていた姿には好感が持てるし、馬体もとてもいい馬なので秋以降に期待。




5着、ディアジーナ

期待しただけにガッカリの結果だった。
体型的には短い距離向きであったことは認めるが、脚質やオークスのタイプからいけると思ったんだが。
敗因は、2000mぐらいまでがベストの距離限界説、瞬発力勝負はムリ説。
たぶん両方あるんだろうが、それでもなぁ・・・。




9着、ダノンベルベール

ゴッティーは絶不調ですねw
4コーナー回ってブエナビスタより後ろでは話にならん。