フィリーズレビュー(GⅡ)-回顧 | Thoroughbred World

フィリーズレビュー(GⅡ)-回顧

01.△ワンカラット
02. アイアムカミノマゴ
03. レディルージュ
04.▲ミクロコスモス
05. アイレンベルク
07.◎ショウナンカッサイ
10.○アンジュアイル
14.△アディアフォーン

~最内強襲でキラリ輝く、根性生かして桜戦線へ、ワンカラット~

パールシャドウが少し出遅れ、あとはきれいなスタート。内からキリコンサートがハナ主張も、
外からラヴェリータが強引にハナを叩き2ハロン目10.5というハイラップをマーク。
3番手レディルージュ、ワンカラット、スペシャルクイン、コウエイハートが続き好位を形成。
中団からは、アイアムカミノマゴ、ショウナンカッサイ、外チャームポット、内にアディアフォーン。
さらに後ろにスイリンカ、フキラウソング。
後方にかけてパールシャドウとやっといたミクロコスモス。
後ろから2番手アイレンベルク、殿にアンジュアイル。
少しペースが落ち着くも平均ペース、馬場が荒れた阪神ならばむしろ速いくらい。
ただ、1400mにしては縦長になり後ろの馬たちには苦しい展開になった。

600mの標識を通過して先頭は依然ラヴェリータ、レディルージュが反応良く上がっていく。
ミクロコスモスはまだ後方、ショウナンカッサイは内に入って苦しそう・・・、大波乱の幕開け。

ラヴェリータにレディルージュが並びかけて直線へ。
レディルージュが堂々と先頭に立ち半馬身のリード、内からワンカラット、間を割ってアイアムカミノマゴ。
その後ろはコウエイハートなどが続くが、脚色が一緒になってしまっている。
ミクロコスモスも反応が悪く詰めてくるので精一杯の状況、ショウナンカッサイに至ってはもう余力なし。

レディルージュが抜け出しを図るところを内からワンカラットが迫り2頭の競り合いが続く。
ラヴェリータが脱落して、前はレディルージュ、ワンカラット、アイアムカミノマゴの3頭。
インコースから切れたワンカラットがスッと先頭に立つと、外からアイアムカミノマゴを凌いで1着。
アイアムカミノマゴは2着、3着にレディルージュが入り、この3頭が桜の切符を手にした。


全体を通してペースが速めになり、短い所を得意とする馬に有利なフィリーズレビューとなった。
落差が大きかったものの、12.2-12.0-11.9というラップでは後ろは届かない。

本命、対抗が論外でハズレ。
せめて直線で燃えたいorz



1着、ワンカラット

インコースでジッとしていたワンカラット。スタートからある程度の位置に楽につけられて、
インコースにこだわるように4コーナーでも待ちの一手、余裕のあったラヴェリータが外に膨れるのを
あらかじめ予想していたかのようにポケットにもぐりこんだ。これはファインプレー。
大きな馬体の馬だが、頭が高く完歩が大きくないので即座に反応できるのがセールスポイント。
厳しい流れになるとこういったタイプの大型馬が力を発揮する。
パワーに加えてキレ味も持っている素質のある馬、これでFalbrav産駒だから驚く。

インにバイアスがあるコースで外の馬にはかわいそうな展開だったが、
厳しい流れになるほど能力を発揮するだろうから、本番も楽しみですね。
この馬が早めにサクラミモザを捕まえに行くとレースレベルが上がるんだけどなぁ。




2着、アイアムカミノマゴ

こちらも4コーナの手応えが抜群で、馬群の中でも臆することなく伸びてきた精神力のある馬。
即座に反応というわけではないけど、追い出されてから長くいい脚を使えるタイプで末の伸びは際立っていた。
ただ、アグネスタキオン×Danzig Connectionでダートの短いところを使われていた経緯からも、
距離が延びるのは歓迎材料とはならないと思う。淀みなく流れてくれれば面白い1頭だが・・・。
う~ん、内回りタイプの馬だと思うんだよなぁ。直線が伸びてのマイル戦では狙いづらい。




3着、レディルージュ

最も積極的な競馬をした馬で、本番面白いタイプ。
事実上この好タイムも、後ろが届かなかったこともレディルージュが早めに動いたおかげで、
ワンカラットはそれに便乗した形での勝利だったからなぁ。
ラストは甘くなってしまったものの、それはキレ味の差としてある程度しかたないところ。
この馬も、前が流れてくれたり、馬場が重くなったりして、上がりの掛かる流れになれば面白い馬。
ブライアンズタイムだし、まだまだ成長が見込めるけど、もうちょっと大きくなってほしい。




4着、ミクロコスモス

バースデイで消極的な競馬。
Hペースで流れるとちょっと苦しいかもしれないという懸念がピタリとハマってしまった。
今までマイル戦でしかも遅い流れしか経験してこなかったので、1400mのような短距離非根幹の厳しい流れは、
いきなりどうぞと言われると苦しい。
もともと気性面での弱さがあって、積極的な競馬をさせたくない意向もあったし、
前が止まっていい脚を使っているように見えていただけなので、おそらく2000m以上で真価を発揮するタイプ。
ただし、今回の結果は完全に惨敗・・・。現時点で1400mでは実力が足りなかった。

これで桜花賞への出走は絶望的になり、公式でも回避の意向を表明。
ブロードストリートに続き、また有力馬が権利を取れず涙を飲んだ。

今年の桜花賞は・・・、う~ん役者不足だなぁ、一頭を除いて。




5着、アイレンベルク

大外からジワジワ伸びているが止まった馬をスイープしただけ。
展開が向かないところもあったけど、今回は参考外。
こちらも桜の切符を取れず、ひそかに決め手はいいものを持っていただけに。



7着、ショウナンカッサイ

アイアムカミノマゴの近くにいたのに、終始手応えが悪くこれでは話にならない。
7着でも着差が大きすぎて惨敗の部類。
仕上がりが悪かったとか、馬場とかあるんだろうけど、
積極的な競馬をせず試すような形になりいかにもトライアルというレースだった。
・・・が、賞金1350万。例年ならボーダーライン上だが・・・。



10着、アンジュアイル

しんがり追走の時点であきらめた。
右回りだともたれて話にならないそうで、改めて東京コースなどで期待したい。
いやぁ、これはやられた。



14着、アディアフォーン

小牧太が「僕が乗ると結果が出ない」とサジを投げてしまうほど・・・。
状態は悪くないのだが、一度狂った歯車はこの時期の牝馬ではなかなか戻らないのか・・・。