中山金杯(GⅢ)-回顧 | Thoroughbred World

中山金杯(GⅢ)-回顧

1.▲アドマイヤフジ
2.△ヤマニンキングリー
3. ミヤビランベリ
4. マイネルキッツ
5.◎ネヴァブション
7.○キングストレイル
8.△ダイワワイルドボア

~今年もやっぱり①フジ、連覇で決めた走り初め2009、アドマイヤフジ~

きれいに揃ったスタートからミヤビランベリが外から上がっていきハナへ、インコースからアドマイヤフジ。
外からシャドウゲイトが交わして2番手、その後ろダイシングロウ、好位に単機キングストレイル、
中団の前にキャッチータイトル、オペラブラーボ、ヤマニンキングリー、ダイワワイルドボアが続く、
ネヴァブション、センカク、アサカディフィートが中団後ろを追走し、その後ろマイネカンナ、
マイネルキッツは手応え悪く押して追走、グラスボンバー、リキッドノーツが殿追走。

59秒台でやや速めのペース、かなりの縦長になるが、3コーナーから徐々に詰まり始める。
いい手応えで先頭をひた走るミヤビランベリ、アドマイヤフジが押して迫る、キングストレイルも虎視眈々、
外からヤマニンキングリーが強引にポジションを上げて、その後ろからマイネルキッツとネヴァブションも追撃、
二枚腰で粘りこみを図るミヤビランベリを坂でアドマイヤフジが力強く捕らえて先頭、
坂を上ってからすばらしい脚で追い込んだヤマニンキングリーをなんとか凌いで中山金杯2連覇、
2着、ヤマニンキングリー、3着には粘った11番人気ミヤビランベリ、
人気のネヴァブションはゴール前で捕らえにかかるも5着まで、1番人気オペラブラーボも6着に終わる。


本命ネヴァブションが5着でハズレ


1着、アドマイヤフジ

好スタートから内枠を生かし労せずして2番手をキープ。
1コーナーで落ち着いた流れも一瞬でそれからはハイラップが続く厳しい競馬。
それでも気分良く逃げていたミヤビランベリを自ら強引に動いて先頭に立つと、ヤマニンキングリーを完封。
うまく乗られた印象もあるが、時計的にも例年以上のものがあり、58kgでの勝利。
7歳馬だが高い評価を与えてOK。



2着、ヤマニンキングリー

先行勢を見ながらの競馬だったが、アドマイヤフジより仕掛けが少し遅れていたように感じた。
というのもライバルはすぐ前に居たオペラブラーボだと思っていたからかもしれないが、着差が着差だけに。

この馬に重い印を打てなかったのは坂のあるコースでの実績が出ていなかったこと。
まだまだ力強いというフォームではなかったが、重賞制覇をステップに急成長を感じさせる内容。
ひとつひとつ課題をクリアしながら着実に力をつけていく馬、GⅢラインで活躍する4歳馬の中ではトップクラス。

この後はぜひ王道を歩んでもらいたい素質馬。
ベストは2000m前後だろう、2400m以上で活躍するアグネスデジタル産駒は想像できないし、見た覚えがない。



3着、ミヤビランベリ

平均ペースもよどみのない流れで厳しいレースになったはずだが、素晴らしい手応えで4コーナーを周って、
直線で交わされてもバタッと来ることはなく、粘りこんで3着を確保。
道中でスムーズにいけたのが好走の要因と考えていいだろう、今回は騎手のファインプレー。
吉田豊は人気薄の逃げ馬を乗せるとうまい(もともと上手いジョッキーなんだが・・・)。

ただ、こういったタイプは次のレースでは光る逃げ馬に大変身。
マークされてあの脚を使えるかは大いに疑問、次のレースでも慎重に検討を。



4着、マイネルキッツ

直線の短いコースの2000m前後ではほとんど凡走がない馬で、ここまでは予想通り。
今回に関しては後ろから行かされるハメになってしまったし、3コーナーでの手ごたえも良くなかった。
またあと一歩届かないのは、並んでからの根性の問題もあるだろう。
夏から続けて使われながら安定した成績を残してきた馬でとても馬主孝行。

メンバーの最速の上がりを使っているだけに、しっかりと馬群をさばいて位置取りさえちゃんとできていれば、
ちょっと悔いの残る一戦だった。



5着、ネヴァブション

中団でジッと我慢する競馬でジャパンCのようなことはなかった。
直線に入ってからヨレ始めフラフラしている間に差を詰められない状態だった。
これは大誤算で、ここでしっかり差を詰めてきていれば、馬券圏内もあったはず・・・、もったいない。

ただ、あそこでモタつくあたり、ちょっと距離が短いのかなぁという印象も。
AJCCや日経賞なんかは絶好のねらい目になりそうで、まだまだ上昇度を望める。



7着、キングストレイル

直線に入るまでは非常にいい感じできていたのだが、直線でスペースがなくてスムーズに捌くことができず。
まぁ、馬の間に入っていく一瞬の切れに乏しいというのもわかったが、57.5kgが堪えた印象はなし。
マイル~2000までぐらいの馬なのでこの距離では、もう少しじっくり構えられる展開のほうがありがたかったはず。



8着、ダイワワイルドボア

レース中はちょっと怒りながら走っていたのではないかという感じだった。
ポジション取りも勝ったセントライト記念のような前からの競馬ができなかった感じで、
明け4歳のズブい馬らしく、「速いペースになると前にいけない可能性がある」馬という扱いが正しいのかも。
今回はかなり条件の良かったはずだが、中山重賞勝ちの馬が中山でこれだとトップレベル以外この世代は
微妙と考えておいたほうがいいのか?

まだ、夏に勝ち上がってきた馬だけにオープンクラスでのレース数が少なく経験不足の感あり。