東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)-回顧 | Thoroughbred World

東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅢ)-回顧

01. ナカヤマフェスタ
02.◎ブレイクランアウト
03.▲サンカルロ
04.○ダノンカモン
05. スズカワグナー
13.△ピサノシンボル

~父譲りの勝負根性でクラシックへ殴りこみ、ここ一番でお祭り騒ぎナカヤマフェスタ~

ほぼそろったスタートもダノンカモンが行き脚つかず後方から。
フレンドケント、ヒラボクエクセル、スズカケの3頭が前へ、どれも折り合いがつかず四苦八苦。
直後にナカヤマフェスタ、スズカワグナー、ピサノシンボルが追走、前とは違い涼しい顔で追走する。
中団には追っ付けてメイショウドンタク、ラインブラッド、サンカルロ。
その1馬身後ろにブレイクランアウト、セイクリッドバレー、後方にダノンカモン、バックハウス。
殿からマッハヴェロシティが追走して、平均ペースからやや遅め。

前のほうだけ固まって4コーナーをカーブ、ブレイクランアウトはジワ~っと外へ。
直線に入り、ヒラボクエクセルが単騎抜け出す形になるが、外からナカヤマフェスタ、直後からブレイクランアウト。
その内からサンカルロも顔を出して大混戦。
ナカヤマフェスタとブレイクランアウトの差は半馬身、捕らえそうで捕らえきれず、
ナカヤマフェスタがクビ差先着、デビュー2連勝でGⅢ制覇、2着ブレイクランアウト、
3着サンカルロ、ダノンカモンは追撃体勢に入るも4着までだった。


勝ったのはナカヤマフェスタ。

道中はやりあった3頭のすぐ後ろで折り合う形。
2歳戦で人気薄の馬が来るパターンって、毎回こうなんだよな。
運がいいとしか言いようがない、あのポジション取りが今回のベストポジションで、
そのままロスなく周り、併せ馬で父譲りの勝負根性を発揮したという感じだった。

能力的に派手にアピールできるところはないものの、並んでから抜かせないのは父ステイゴールドのそれ。
産駒でもマイネレーツェルなどのように、追い比べ+末脚勝負になると無類の力を発揮する。

ただ、この馬も父同様小柄な部類。
使われて上昇するタイプには見えず、休み明けのトライアル戦などで狙いたい馬。
器がそれほど大きいようには現時点では感じなかった。



2着、ブレイクランアウト

レース上がりが34.3で好位から抜け出した馬に上手にやられてしまったという印象が強い。
いい手ごたえで4コーナー周ってきて、33.4の脚でクビ差まで追いやっているのだから、能力はありそうだが、
レース後の武豊のコメントで「まだ余力がありそうだったのに」という発言は気がかり。
クラシック路線で活躍するには全力を出し切らないと困る。

とはいえ、今回が初めてビッシリ併せる形でのレースになったので、この1戦で変わってくる可能性は十分にある。



3着、サンカルロ

インコースから抜けて上位2頭に迫ろうとするも逆に離されてゴール。
勝負どころで前にいたのがナカヤマフェスタで自ら動くことができずかわいそうなレースだったが、
追われてからの反応は良かった。・・・が、その反応がホントに一瞬でこの馬は長くいい脚を使えない可能性がある。

おそらく府中などの長い直線には適正なし。
内から抜けてこられる器用さと一瞬のキレで勝負するなら、中山でどうぞ。


4着、ダノンカモン

今回は出負けがすべて。
上がりの時計が速すぎて、あの時計ではどうしようもない。
ただ、4コーナー周ったところの位置取りが悪すぎ、あの時点で着狙いじゃないの?
と、思ってしまうほどポジショニングの悪さが目立った。

ちゃんと流れに乗れればこんなことはないはず。
今回は参考外でよさそうだ。


5着、スズカワグナー

こちらも上位陣が壁になって二度も頭を上げる致命的な不利を受けていた。
結果的に仕掛けが遅れる形になったので仕方ないところ。
ただ、他の馬と比べるといい位置取りにいたはずなので、
勝負どころで行かなかったのか?行けなかったのか?

答えは行けなかったみたいだ。
「スッと反応できないところがある。勝負どころで離されてしまって・・・。」
というアンカツの発言もあり、もう少し時間がかかりそうだ。


13着、ピサノシンボル

ハミ受けが敏感で些細なことが大きく響く馬。
そういった馬が不利を受けてしまった(外から寄られた)のは残念なところ。
「接触で惨敗。」2歳戦にはよくあることだけど・・・。