昨夜、残業して帰宅。
ポストを開けたら、ワシん家売ってくれチラシだの、宅配ピザ、寿司屋、買取業者のチラシに永代供養墓地の案内、外壁塗装に水回りトラブル対応チラシなど。
翌朝月に一度の古紙回収日やから、サラっと目を通して、古紙回収ボックスへ。
残ったのは前日に連絡があったスナフキン叔父からのフライング誕プレ🎁、図書館通いが常の叔父らしく、決まって図書カード。
本好きにはありがたいが、昨今贔屓にしていた本屋も廃業で、今やAmazonがメイン。
Amazonギフト🎁の方がありがたいが、スナフキン叔父はガチアナログ世代やから、Amazonギフトがいいなんて口が裂けても言えませぬ(笑)。
手紙には最近読んだ面白かった本の紹介と、ボケ防止に賭けない麻雀を始めたらしい。
インテリなメガネ面のクセに、IQ180あるのに、一流とは無縁な人生。
タバコ🚬も酒も嗜み、どこか根無し草な風来坊。
でも一族の中では変わり者のはみ出しもの同士、叔父とは仲が良いし、一番大好きな親族。
何だかんだでお一人様を満喫してる。
愛娘のこともあって、故郷にも、墓参りにも行けてないから、スナフキン叔父にも会いに行けてない。
最後に会ったのは3年前のオカンの葬儀の時。
生前整理、進んでないと言うから、きっとその尻拭いはワシやろな。
親父方の兄弟姉妹は皆家庭を築いて従兄弟
達が居るから心配ない。
オカンの弟は両親の介護で二人とも独身通したから、叔父たちのことはワシにかかってる。
生前整理は無理でも、借金せず、後片付け代は遺しといてやとだけ言ってある。
仮に遺しても、マノンに全部くれてやる。
遺産相続、親父方の兄弟姉妹の醜い争いを目の当たりにして、ロクでもないコトばかりやったし。
オカンの遺産もマノンに全部渡し、オカンのおぢぃの家の土地が売れた遺産も山叔父から一方的に税理士事務所経由で財産放棄に許諾する書面を送りつけてきた。
マノンは税理士事務所に文句を言ったようだが、ワシは署名、押印して送り返した。
初めからアテにしてないし、初めからないカネ。
愛娘が虹の橋を渡るまで守り生きていくために親父が遺したボロ家だけ相続できればそれで良かった。
それ以上の相続は一切要らない。
必要なら、てめぇのチカラで稼ぐだけ。
そう思って生きている。
スナフキン叔父の誕プレに重なって、ハラリと床に落ちた1枚のハガキ。
時期的に喪中はがきだった。
表はワシの宛名のみ、裏を返して差出人を見ると、見覚えのない名前。
再度宛名を確認するが、やはりワシ宛。
文面を確認すると、高齢の方が亡くなったという記載、やはり覚えがない、更に読み進めて、固まった。
喪中はがき、亡くなったのは一人とは限らない。
今年の春に差出人の御母様、初夏に妻が亡くなったと書かれていた。
その妻こそが、ワシの高校、大学時代の親友の1人で、冒頭にリンクのあいだった。
皇宮護衛官のお父様が亡くなられて、お父様大好きだった彼女はかなり落ち込んでいた。彼女とコメント上で交わしたやりとりが最後になってしまった。
大学卒業後、ワシが芸能界、文化界に飛び込み、遠い存在になってしまったと寂しいと言ってた彼女。
それから両親の介護で翻弄されて、余裕さえなくなっていくワシ。
一方の彼女は旦那様との関係に悩みながら育児をしていた。
時折メンタルが落ちて行く彼女を励ますも、5年前にブログ更新が止まり、会おう会おうと言いながら、一度も会うことはなく。
いつかまた会おうね、その約束を果たすのは、あの世になってしまった。
ワシが修行を怠り、悪い人間になったり、人生を放棄したら、約束さえ叶わない。
もう例外なくワシも含めて、自分の友人や同級生たちがフライングカウントダウンな時に突入したってコトだ。
ワシの場合、始めて身内以外の親しい人間を見送ったのは18の時やから、若干感覚が麻痺してて、ようやく自然と受け入れられる歳になった。
今月誕生日迎えたらアラカンや。
昔は40歳超えたら初老、今の時代みたいに栄養や医療が充実してなかった時代は七五三で命を落とす子供もいれば、今なら治る病で40代で亡くなる人も居た。
平均寿命が今の半分やった時代なら、親友はほんの少し長生きしたって所なんだろう。
でも今は、まだ早すぎる。
子供たちが成人して、これからは自分の人生生きようってタイミングだった?
子供たちの巣立ち、ライフステージが上がり、自分の立ち位置も変わる、もしかしたら孫が生まれてこれから?
そんなタイミングやったんやろうか?
お一人様を生きてるワシにはわからん世界やから、どこかピンと来てへんけど。
5年の空白、その間に何があったのか、どんな最後だったのか、喪中はがきからは知る由もない。
わかることは、あいがこの世界から、次のステージに引っ越したってコトだけ。
喪中はがきと言う名の転居届だ。
ワシの検査入院が終わって、落ち着いた頃に、彼女の家族に手紙を書こう。
京都でもクマ🐻が多発しているエリアやけど、冬眠して、彼女の眠る場所に会いに行く為に。
実はこの正月休みに亡くなった俳優養成所時代の恩師や、お盆になくなった 北新地時代の友人にも会いに行けてない。
此方もクマ🐻多発観光地。
クマ🐻対策グッズと爆竹🧨持って、会いに行かなアカンかな。
命ある内に、ホンマに逢いたい人には逢いに行ってな。
逢いたくても、もう二度と逢えない人もいるけど、そうじゃないなら、いつかそのうち会いましょうはもはや社交辞令に過ぎない。
行動を起こすなら 思い立ったが吉日。
どうか後悔なき人生を。
Excentric*Kanon